(野崎大輔:組織人材開発コンサルタント) いよいよ「働き方改革」の時代に入ってきました。あなたの会社でも、就業規則を変えられたり、社内に新しい制度が取り入れられたりしたでしょうか。 しかしこうした取り組みだけでは、残念ですが、あまり意味がありません。もっと本質的なところから変わらなければ、企業の「働き方」は変わらないのです。 「優秀な人材」が採れないなら「普通の人材」を育成せよ 時代はますますVUCA化(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)が進み、AIが普及し、そして労働人口が減少する。こういう中で生き残れる中小企業はどういう会社なのでしょうか。 技術力や営業力ばかりではなく、きちんと社員を育成して、自分たちで自分たちの会社を良くするという「自浄能力」のある会社が生き延びる会社なのだと私は考えています。 「社員の育成」という点においては、中小企業は大企業よりも真剣に考えないといけないと思いま