「妻」「嫁」「奥さん」など、配偶者の呼称にはいろいろありますが、現在のスタンダードは「妻」。公的な文書やビジネスシーンでも使える、正式な呼び方です。 そしてこちらが、「妻」の別の呼び方の一例です。 嫁・嫁さん …… 息子の妻 奥さん …… 他人の妻 家内 …… 家の中(で暮らす人) かみさん …… 主に商人や職人などの妻・山の神様 女房 …… 朝廷に仕える女官・妻(中世以後) ママ・お母さん …… 母親 世代によって使われる頻度は異なりますが、どれも配偶者を指すことを認知されたことばです。 けれど、これらの呼称のルーツや本来の意味まで含めて考えると、誤用であったり、引っ掛かりを感じさせたりするものもありますから、地域性の高いものを除き、使う場面はかなり限定されるはずです。 ここからは、国語教員・図書館司書を経て、現在は作文を始めとするライティングや情報リテラシー教育のアドバイザーとして活動