本項では、UNDO表領域について解説してます。 ●UNDO表領域の概要 Oracle Databaseの変更をロールバックするための情報を格納する領域がUNDO表領域です。すべてのOracle Databaseには、データベースの変更をロールバックまたは取り消すために使用する情報の管理方法が必要です。これらの情報は、主にコミットされる前のトランザクションの処理レコードから構成されます。これらのレコードを総称してUNDOと呼びます。 <UNDOレコードの利用される場面> ・トランザクションのロールバック ROLLBACK文を発行すると、コミットされていないトランザクションによってデータベースに加えられた変更が、UNDOレコードを使用して取り消されます。 ・データベースリカバリ データベース・リカバリ時は、REDOログからデータ・ファイルに適用されたコミットされていない変更が、UNDOレコード