スタミナ増強剤のような効果があるようです。 東京都健康長寿医療センター研究所で行われた研究によって、ミトコンドリアの生産するエネルギー量を増幅させる薬物(SYK阻害薬)が発見され、持久力を大幅に増加させることに成功しました。 また薬物がマウスの体に起こした変化を調べたところ、マウスの能力向上が筋肉量の増加によるものではなく、筋肉の質が高まったからであることも示されました。 研究者たちは筋肉の質を向上させることで高齢者たちの健康増進やスポーツ能力を向上させるだけでなく、生活の質(QOL)の改善にも役立つと述べています。 しかし、いったいどんな種類の薬物が、ミトコンドリアのエネルギー生産量を増やしたのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年1月25日に『Nature Communications』にて公開されています。