タグ

ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (15)

  • いまのところの年度ベスト3(政治&経済) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    今年出たで、ベスト3を政治分野と経済分野で選んでみた。経済は翻訳や未翻訳抜かして日語オリジナルのものだけ。政治は未翻訳新刊でもあげた。もちろん自分の(『デフレ不況』は選ばない)。 経済部門 第一位 片岡剛士『日の「失われた二〇年」』 文句ないでしょう。理論的基礎がしっかりし、それを支える独自の実証分析。これだけの重厚な経済書、しかも時事的テーマをしっかり取り組んだものはちょっとない。第4回河上肇賞受賞作 日の失われた20年 デフレを超える経済政策に向けて 作者: 片岡剛士出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2010/02/25メディア: 単行購入: 5人 クリック: 217回この商品を含むブログ (35件) を見る 経済部門第二位 岩田規久男『「不安」を「希望」に変る経済学』 岩田先生ほど経済学の視点からきちんとした政策問題を論じられる人は日ではほとんどいませんね。この

    いまのところの年度ベスト3(政治&経済) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    tobiaki
    tobiaki 2010/07/04
    「「不安」を「希望」に変る経済学」
  • 梶谷懐・山形浩生・田中のゼロ年代のベスト経済本

    せっかく三人でコメント欄でを選んだのでエントリーの方で紹介。http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/comment?date=20100405#c まず田中 ゼロ年代にあげるべき経済書としては何をあげましたか? 僕はクルーグマンの「復活だぁあ」論文(01年翻訳完了)が収録されてるか、もしくは経済学ブームの端緒となった『ヤバい経済学』あるいは『エコノミスト、南の貧困と闘う』でしょうか。日人のものなら、結局、構造改革やその前後の制度設計にもろにかかわった人物の生きざまも記した暗黒卿の『さらば財務省』をあげますね。 クルーグマン教授の<ニッポン>経済入門 作者: ポール・クルーグマン,山形浩生出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2003/11/22メディア: 単行購入: 6人 クリック: 54回この商品を含むブログ (46件) を見るヤバい経済学 [増補

    梶谷懐・山形浩生・田中のゼロ年代のベスト経済本
    tobiaki
    tobiaki 2010/04/08
    「エコノミスト 南の貧困と闘う」「周恩来秘録 上」「周恩来秘録 下」「趙紫陽 極秘回想録 天安門事件「大弾圧」の舞台裏!」/「民主主義がアフリカ経済を殺す 最底辺の10億人の国で起きている真実」
  • 『プレゼントの経済学』

    ジョエル・ウォルドフォーゲルの『プレゼント経済学』。クリスマスの贈り物をイメージした白と赤のブックデザインもとてもいい。原題はScrooreconomics。つまり『クリスマス・キャロル』のかの守奴銭スクルージと経済学を結びつけた経済学の贈り物だ。編集の方から今朝、贈っていただいたとてもすばらしい著作。 贈り物が贈り主の「よろこばせたい」という動機に反して、貰い手の多くが「うれしくない」と感じてしまい、社会的なムダが発生している、とウォルドフォーゲルは指摘している。このムダは先進国を中心に膨大な金額になる。この贈与経済の分析を、著者は途上国への援助、政府が行う現物給付や日での定額給付金などのようなタイプの現金給付の分析に応用していく。現金が一番贈り物として効率的なのに、現金を贈ることが社会的な規範、宗教上の理由、たんなる見栄などで控えられてしまうことも、贈与経済が非効率的になる原因であ

    『プレゼントの経済学』
    tobiaki
    tobiaki 2009/11/09
    「プレゼントの経済学」
  • 原田泰『日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学』 - Economics Lovers Live

    世界でたぶん一番、原田さんの書いたものを読んでいる僕が断言しますが、これは原田さんの書いたの中でも最上級に位置する知的な刺激にみちた経済エッセイ集です。しかもそれぞれの話題が世界同時不況、経済格差、少子高齢化、地域間格差、中国の脅威などについてよく耳にする「俗説」を、原田さんらしいデータと簡単な実証を積み重ねて論破していきます。その独特の語り口調とともに、このは長く読まれるんじゃないでしょうか? ちょっとだけ内容紹介を後で書く予定 新潮選書 日はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 作者: 原田泰出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/09/26メディア: 単行購入: 12人 クリック: 275回この商品を含むブログ (53件) を見る (参考)原田泰の経済学http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20081204#p1

    原田泰『日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学』 - Economics Lovers Live
    tobiaki
    tobiaki 2009/10/01
    「日本はなぜ貧しい人が多いのか」
  • 岩田規久男『国際金融入門 新版』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    1995年にでた名著の新版である。もちろんその後の世界経済の情勢、アジア経済危機、日の長期停滞、世界同時不況などを簡潔に説明するとともに、ご自身の参加された最新の研究成果(昭和恐慌研究など)、さらには日の経済問題の根幹にある国際金融面での調整の失敗(浜田宏一&岡田靖論文)を初心者にもわかるように解説した、懇切丁寧なだけではない、時論の書にもなっている。 僕の大学の講義では、このにも参考文献に挙がっている藤井英次氏のテキストを利用していたが、岩田先生のこのをまず夏休みの必読書として学生に広くすすめたいと思っている。実際に国際金融の簡潔で読みやすいテキストはいまはほとんどないといっていいだけにこの書はお世辞抜きに当に助かる。入門的な知識の整理ももちろん旧版をデータ、解説の面ですべて刷新して書かれている。 国際金融入門 (岩波新書) 作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 岩波書店発売日

    tobiaki
    tobiaki 2009/07/24
    「国際金融入門 新版」
  • 試用期間切りについてのメモ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    間接的に知ったのだが、今年の春に採用された新卒者の人が、ほんの数日出社しただけで、あとは自宅研修(というよりも自宅待機?)を命じられて、そして6月に入る頃に解雇を通知されたという。おそらくこういう事例はいくつもの大学でも報告されているに違いない。「試用期間切り」という。例えば大内伸哉氏は『どこまでやったらクビになるか サラリーマンのための労働法入門』の中で、試用期間というのは、格的な雇用のための名称そのものの「試用」ではなく、「試用期間」の段階から正式な労働契約関係が構築されていると裁判所は考えていると書いてる。裁判所が「試用期間」中の解雇が正当と認める事由はかなり厳格な基準が設けられてもいる。単に適性がないなどという理由だけでは解雇するのは不適当である、というのが裁判所の立場のようである。 ここを参照http://www.pref.saitama.lg.jp/A07/BL00/so-d

    tobiaki
    tobiaki 2009/07/09
    「どこまでやったらクビになるか」
  • 2009-03-06 - Economics Lovers Live [経済]定額給付金で買いたい経済本ガイド(おつり466円コース)

    さてさんざん日のメディアは、定額給付金に国民の大半は反対、といいながら同時に定額給付金をもらうと国民は大喜び、という自己欺瞞的報道を繰返してきましたが(苦笑)、昨日は日で最初に定額給付金がもらえた人たちの嬉しそうな報道を嬉しそうにメディアも報道していて、なんだかな感がメディアに対してまたもやあるわけです。しかしここはそういうことはこちらにおいておいて、そこの君。で、その定額給付金でたまにはちゃんとして経済学でも買わないか? ○1万2千円コース まずなんといってもこの世界的金融危機を理解するでしょう。そして僕は同じ著者の著作をなるべく一貫して読むことが、まずはこの世界的な事件をみる上でのしっかりした基盤になると思う。その意味では岩田先生の著作を読むのが一番手っ取り早い。 入門的な位置にあるのは、finalventさんもおススメのこの。これ以上わかりやすい日経済論はあまりない。

    2009-03-06 - Economics Lovers Live [経済]定額給付金で買いたい経済本ガイド(おつり466円コース)
    tobiaki
    tobiaki 2009/03/06
    「日本経済にいま何が起きているのか」「世界同時不況」/「経済データの読み方」買った。
  • 若田部昌澄「民主党で大恐慌?」とケインズの闘い - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    数日前にここhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090211#p1で紹介した『Voice』三月号のうち、若田部さんの「民主党で大恐慌?」(http://news.goo.ne.jp/article/php/politics/php-20090226-01.html)が評判をよんでいるとさきほど友人から教えていただきました。確かに論説の題名で検索したら掲示板中心にネットで多く言及されてるようです。 若田部さんの民主党への直言は厳しいものが確かにあります。過去の英労働党による大恐慌の引き金が、厳格な財政均衡論的イデオロギーと「金の足枷」に固執したイングランド銀行の組合せで生じたことが、歴史の教訓として提示されています。 危機のときに緊縮政策はとらないだろうとは思いたい。しかし民主党の一部には不況促進的経済イデオロギーの影響が感じられる。さすがに最近は影

    若田部昌澄「民主党で大恐慌?」とケインズの闘い - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    tobiaki
    tobiaki 2009/02/27
    「経済学者たちの闘い」
  • 山形浩生・守岡桜訳:『無一文の億万長者』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    おお! これ訳がでたんだ。僕は山形さんの解説を読んですごく興味を抱いたんですよね。これは楽しみ。 かれは、事業には興味があっても、お金には興味がなかったのだという。「10億円以上の財産なんかあっても意味はない」「金は墓場に持っていけない」「財産が多すぎるのは家族にはかえって重荷だ」。そして、そのお金を最高に使うにはどうしたらいいかという視点の鋭さ。慈善だから無駄遣いでもいい、収益性や効果を考えなくてもいいというありがちな発想に、かれは異を唱える。慈善だって事業だ。なるべくお金が生きる援助をしよう。お金の使い方を知っている人を見つけて、(匿名を除いて)無条件でかれらに任せよう――ビジネスと同じ明快な論理が、慈善にも適用される。ぼくはかれの注ぎ込んだお金よりも、このビジネス的視点のほうが活動全体の中で重要じゃないかとすら思う。 無一文の億万長者 作者: コナー・オクレリー,山形浩生,守岡桜出版

    山形浩生・守岡桜訳:『無一文の億万長者』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    tobiaki
    tobiaki 2009/02/17
    「無一文の億万長者」買った。/読んだ。
  • 世界金融危機を理解する最新の基本書:岩田規久男『金融危機の経済学』 - Economics Lovers Live 2009-02-09

    今日は緊急出版の校了。校了してから岩田先生のこの新刊を一気読み。ひょっとしたら大学の方にいただいているかもしれませんが、群馬に行くのが待てなくて購入しました。 やはり岩田先生の年季の入ったわかりやすい経済解説は、当代の書き手の中でも傑出しているでしょう。書もサブプライムパニックから世界金融危機、そして今後の政策対応まで適確で明晰な解説が展開されています。いま書店にいくとあやしげな危機が多いのですが、現状では竹森俊平さんのとこの岩田先生のをまずは読むことをすすめます。順番からいうと岩田先生の方が初心者にやさしいでしょう。 さて内容を少しだけ解説します。以下断続的に書いていきます。 金融危機の経済学 作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2009/02/06メディア: 単行購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (24件) を見る

    世界金融危機を理解する最新の基本書:岩田規久男『金融危機の経済学』 - Economics Lovers Live 2009-02-09
  • ドクトル・ピノコじゃなくて、仁科桜子『病院はもうご臨終です』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    編集の上林さんから頂く。どうもありがとうございます。 書で一番興味深いところは後半の医者の人生双六と、医局独裁体制崩壊を扱ったところである。数ヶ月前に医者の皆さんと議論する貴重な経験があり、そのときに「白い巨塔」の世界が急速に崩壊している事実と、それが地方での医者不足などの雇用のミスマッチを招いていることを知って興味をもっていた。書はそれをわかりやすい文章で説明してくれて一気に読める。そして国公立病院の悲劇(低賃金重労働)の中核には、インサイダー(たとえば組合)の既得権が大きく作用していることもわかる。僕がそのときの複数のお医者さんたちと議論したことが書と見事に照合していることを考えると、書は医者の側の事情を(軽快な文章とは反対に)相当に深く書いていると思われる。 病院はもうご臨終です (ソフトバンク新書) 作者: 仁科桜子出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2009/

    tobiaki
    tobiaki 2009/01/21
    「病院はもうご臨終です」
  • 万年危機論者の祝宴を覗き見て

    最近、ある編集の方々から2003年時点で今回の事態を予測(予言と聞こえたんだけど勘違いだろう)したのは副島隆彦氏であり、従来の経済学にとらわれないからそのような予測が可能だったのではないか、ということだった。なるほどそのとき見せていただいた副島氏の予測文章は、僕も読んだことがある『預金封鎖』(2003年)の一文であった。 「アメリカの個人向け住宅ローンは、きわめて投機的な動きをしている。これは「モーゲイジ・エクイティ・ローン」といって、日住宅ローンのように緩和で健全なものではないのだ。(中略)ファニーメイとフレディマックという、日住宅金融公庫に相当する米政府の国民向け尻拭い金融機関が、今や巨額の負債を抱え込んでいる。これが爆発すると間違いなくアメリカ発の世界恐慌である」(61-2頁)。 確かにこれだけみるとすごい洞察力に思えてしまう。副島氏の最近著はまったく読んでいないし*1、実は

  • 本当に組織防衛しか考えてない日本銀行 2008-11-03 - Economics Lovers Live

    半端な利下げ、こすいぞ日銀(田村秀男) http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/m20081103005.html : 日銀は日銀券を刷り市場に流し込む。この上限を大幅に引き上げるのが量的緩和なのだが、そうするとコール市場では資金が余り、短期金利は下落を続け、究極的には金利ゼロになる。日銀はそうなると短期金融市場を操作できなくなるので嫌う。 従来の0・25%の利下げ幅を拒否したのは、もう一度利下げすればゼロになるからだ。ご丁寧なことに、銀行の日銀への当座預金に金利を付け、短期市場金利がそれ以下にならないようにした。日銀は量的緩和に歯止めをかけゼロ金利を避ける、というのが今回の利下げの真相なのである。とすれば、日銀は自身の利害を優先して危機対策という大局を見ない、狡(こす)いやり方ではないか。: 当に嫌になってくる。これほどまでに日銀とそ

    本当に組織防衛しか考えてない日本銀行 2008-11-03 - Economics Lovers Live
    tobiaki
    tobiaki 2008/11/03
    「ゼロ金利から量的緩和に移行すれば日本銀行が官僚的組織としてもたない」ここの理屈が分からない。ので、後で調べて考える。
  • 岩田規久男『景気ってなんだろう』 - Economics Lovers Live

    「なんで(つい最近まで)景気回復といわれていたのに暮らしがよくなった実感がなかったんだろう?」「アメリカのサブプライム危機は世界経済や日の景気にどんな影響を及ぼすんだろうか?」というほとんどの人が抱くであろう基的な問いに、非常に簡明な説明を与えた岩田先生の最新作です。 とてつもなくおススメ。 景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書) 作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/10/01メディア: 新書購入: 5人 クリック: 35回この商品を含むブログ (69件) を見る

    tobiaki
    tobiaki 2008/10/10
    買った。
  • スティグリッツ・バーナンキ案の現実的適用(高橋洋一埋蔵金活用法)と麻生政権は賢明か? - Economics Lovers Live 2008-09-11

    総裁選は麻生氏の圧勝に終わりました。 さて昨日のスティグリッツとバーナンキ両氏の「インフレ」の下における望ましい「財政政策」ですが、これをいまの日の文脈でさらに現実可能性を高めたのが高橋洋一さんの埋蔵金活用方法です。この両者の観点は埋蔵金というショッキングな表現で見失われてしまいますが、高橋案は、スティグリッツとバーナンキの「財政政策」の理論的コンセプトをそのまま体現しているものとみなせます。 そして昨日、発足した麻生政権が賢明かどうかもこの埋蔵金の利用の仕方にかかわってきます。一応、念のため書いておきますが、埋蔵金を利用しないでは麻生首相の経済政策は(いまの与党の合意の範囲で推測するかぎり)実行不可能です。ですので、スティグリッツとバーナンキ=高橋案は、その現実可能性をかなり満たしています。つまり埋蔵金を使うことはすでに現実可能性をみたしているので、あとはその使い方が重要な論点だ、とい

    スティグリッツ・バーナンキ案の現実的適用(高橋洋一埋蔵金活用法)と麻生政権は賢明か? - Economics Lovers Live 2008-09-11
    tobiaki
    tobiaki 2008/09/11
    [ん?]「総裁選は麻生氏の圧勝に終わりました。」どういうことだろう?もう終わったようなものだということか?/もうそういう雰囲気なのか。そうでもないと思ってたけど、私の情報源が偏りすぎなのだろうな。
  • 1