ちょっと前に大ヒットしていた岩下宣子さんの『図解 マナー以前の社会人常識』(講談社+α文庫)を今頃になって読みました。 だいたいのことは知っていたけれど、意外なこと、知らなかったこと、逆に覚えていたこともあって、勉強になりました。 食事、言葉づかい、冠婚葬祭、仕事の仕方、普段の立ち居振る舞い、多くの情報が「こうしましょう」+「なぜならば」で解説されています。マナーを教える場合、「なぜならば」はとても大事なので、その点でも良著です。 お箸使いについてもかなりのページを割いているのですが、中でも「へぇ」と驚いたのが、「逆さ箸」は駄目!という部分。 (お箸の使い方では、「ご飯に突き刺してはいけない」←死者へのお供えみたいだから、とか「お箸でお皿を引き寄せてはいけない」とか色々ありますよね。) 自分の料理を大皿から取り分ける際、お鍋をつつく際、他者に料理を取ってあげる際、自分のお箸をひっくり返して