7月20日、人手不足が続くことで、賃金上昇が継続するとの見方が日銀で強まりつつある。足元の原材料価格の下落で、値上げによる企業収益の厚みが増せば先行きの賃上げの原資になるはずだとの期待感がこうした見方をサポートしている。写真は東京都内で2021年撮影(2023年 ロイター/Athit Perawongmetha) [東京 20日 ロイター] - 人手不足が続くことで、賃金上昇が継続するとの見方が日銀で強まりつつある。足元の原材料価格の下落で、値上げによる企業収益の厚みが増せば先行きの賃上げの原資になるはずだとの期待感がこうした見方をサポートしている。ただ、賃金上昇の持続性について、確信はまだ深まっていない。日銀内では、今秋以降の海外景気に加え、物価高の下でも底堅さを維持してきた国内消費の動向を確認する必要があるとの指摘が出ている。