11月9日午前6時10分頃(日本時間午後3時10分頃)、英国ロンドン南部クロイドンでトラム(路面電車)が横転、英国時間午後10時時点で7名が死亡、50人以上が負傷する大事故となった。列車は、始発のニューアディントン駅を事故の約20分前に発車、ウィンブルドンへ向けて走行中、事故現場となったサンディランズ停留所手前の急カーブ区間で脱線、横転した。 警察は、生存していた42歳の運転士を逮捕し拘留、現在事故原因を調査中だが、通常は減速するカーブ手前で減速しなかった、という乗客の証言があり、原因究明に向け慎重に捜査が進められている。 事故発生現場は「難所」 非常に個人的なことで恐縮だが、筆者は事故現場となった停留所が自宅最寄り駅で、事故現場から500mも離れていない場所に住んでおり、普段からこの区間をよく利用している。この日の朝も事故の約30分前にトラムへ乗車した。 クロイドンのトラムは、ロンドン南