[東京 22日] - ドナルド・トランプ氏の米大統領選挙での勝利は、データ上は「逆リーマンショック」もしくは「上向きのブラックスワン」と考えられる。まずはこの点について、できる限り簡単に見ていく。 11月22日、JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マーケット・ストラテジスト、重見吉徳氏は、米大統領選でのトランプ氏勝利はデータ上、「逆リーマンショック」もしくは「上向きのブラックスワン」と呼べる出来事だったと指摘。提供写真(2016年 ロイター) 11月9日は、開票が進んだ東京市場での値動きは非常に大きかったものの、ロンドンやニューヨーク市場は比較的小動きだった。例えば、ドル円相場は東京時間の午前中に1ドル=105.47円の高値を付けた後、昼前に急落し、午後に入って101.20円の安値を付ける。その後、ロンドン市場で値を戻し、ニューヨーク市場での値幅は104.17円から105.8