脱炭素の切り札とも期待され、いま世界中で研究開発が加速している「核融合」。 3月には、イギリスのベンチャーが、民間企業として初めて核融合炉の実現における重要なマイルストーンを達成。4月には米バイデン政権が、今後10年間で商業核融合の研究開発をさらに加速させるとの方針も示した。 そんな中、7月6日、京都大学ベンチャーで、核融合炉の基盤技術の研究開発を進める京都フュージョニアリングが、世界初となる発電試験プラントの建設を進める計画を発表した。 順調に進めば2年後の2024年までに、このプラントを用いて「発電試験」を実施する計画だ。