西武のゴールデンルーキー、雄星は1年目から活躍できるのか、できないのか。その結論がひとまず出たようだ。 先日、雄星は「左肩腱板の炎症」を理由に7月22日のフレッシュオールスターを辞退した。5月4日以降、実戦から遠ざかっているということもあり、残りのシーズンで故障を完治させ、そこから再度調整し、ファームで実戦経験を積み、一軍でデビューするというのは相当難しいように思われる。ましてや、「黄金級」の評価にふさわしい投球内容を披露するというのは。 楽天・田中ら高卒ルーキーの活躍がある空気を生んだ。 きっかけは'07年、楽天の田中将大が高卒1年目で11勝を挙げたことだった。翌年は千葉ロッテの唐川侑己が同じように高卒ルーキーとして5勝し、シーズン終盤で一軍昇格を果たした同級生のヤクルトの由規も2勝を挙げた。 高卒1年目でも、ドラフト1位クラスの選手なら即戦力になるのではないか――。 清原和博や松坂大輔