Wizard Bible事件(ウィザード・バイブルじけん)とは、ウェブサイト「Wizard Bible」の管理者がウイルスのプログラムを公開したとして2018年3月に略式起訴されて罰金刑を受け、同年4月にサイトを閉鎖させられた事件である。 近い時期にあったCoinhive事件やアラートループ事件(無限アラート事件)とともに不正指令電磁的記録に関する罪の「適用範囲の曖昧さ」が懸念された[1][2]。 ウェブサイト「Wizard Bible」は情報セキュリティやハッキングなどに関する技術情報を提供し、管理者をはじめ、エンジニア、研究者ら複数が投稿していた[3]。 2017年6月20日、同サイトに投稿していた少年が不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕され[4]、7月11日に処分保留となったが、同日不正指令電磁的記録作成の疑いで再逮捕された[5][6]。 少年が「Wizard Bible」に投稿した