ブックマーク / pub99.hatenadiary.jp (22)

  • Sugar,sugar,sugarcoat 雑感 - ここにいないのは

    ヘレナはマリーに恋をした。マリーは自らが悪魔だと告げ、ヘレナが他の少女たちから愛されるように振る舞い、その愛を捧げるように命令する。マリーへの愛を示すために―― という百合短編ADV。 3人の少女とそれぞれ3通りの結末を迎え、悪魔のマリーへどのような愛を捧げるかで結末が変わっていきます。 個人的に非常に好みな作品でした。 ゲームのシチュエーションが当に妙。 女学院を舞台とし4人の仲良しグループに1人の転校生が加わり、ヘレナがその転校生に愛したことによって、その彼女からの命令で友達を落としていくことになる――とかもうね最高。 距離の保たれた仲の良い友達から一歩踏み出し、それぞれの秘めていた想いを明らかにして少女たちに寄り添っていき、彼女たちはヘレナを愛するようになっていくのですが、それは悪魔/愛する人からの命令で、しかも悪魔がその仲を取り持って攻略を助けてくれるときます。 攻略対象はいじら

    Sugar,sugar,sugarcoat 雑感 - ここにいないのは
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    top-poi 2024/05/22
    ふんふむ、ノーマークだった。ワンコインだし即購入。
  • パラノマサイト FILE23 本所七不思議 雑感 - ここにいないのは

    墨田区に江戸時代から伝わる怪談「所七不思議」。その七不思議に隠された≪蘇りの秘術≫を求めて、墨田区に胸に一癖も二癖も抱えた面々が集う―― というホラーADV。スクエニからロープライスのDL専売で発売されました。 ぶっちゃけ怖がることが嫌いなのでホラー系は苦手(ただし面白いストーリーなら怖がるのもやぶさかでもない派)なのですが、出来が良いと噂になったのでsteamで恐る恐るプレイしてみました。 そして噂にたがわぬ面白さを堪能しました。 ジャンルはホラーなのは確かなのですが、文脈はオカルトバトル物でした。七不思議に基づいた呪いがあり、その呪いの条件が達成されると相手を呪い殺せるというルールを前提に、如何にして自分の条件を達成して相手を殺すのか、相手の条件を推測して達成させず殺されないようにするのか――という呪いの呪われの駆け引きをして、マルチサイトで殺し殺されていくことになります。 そこにプ

    パラノマサイト FILE23 本所七不思議 雑感 - ここにいないのは
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    top-poi 2023/04/23
    評判いいですねこれ。
  • BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣 雑感 - ここにいないのは

    女子高生・白井日菜子はバレエを足の怪我で諦めなけらばならず屈した毎日を過ごしていた。しかし不思議な双子に導かれ魔法少女"リフレクター"として異世界で戦うことになり、日菜子の世界は一変する。世界を救ったときにただ一つ願いが叶えられる、そのために彼女は戦い続ける―― ジャンルはJRPG。 サブクエを7~8割くらい消化して1周20時間ぐらいでした。 小粒ではありますが、雰囲気好きだなーという好印象を持ちました。 まず戦闘システムはタイムライン型のコマンド制。バトルの時間経過や行動でエーテルが溜まっていくか消費され、一定ライン以上溜めると連続行動出来て段違いの大ダメージを与えられます。連続攻撃時に間に合うようにHPとMPと維持しながら、敵にちくちくダメージ与えたり、ノックバックできる攻撃で順番を後回しにしたりします。雑魚戦ではごり押しできるので戦闘は作業ですが、原種(ボス)戦ではそれなりに面白い

    BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣 雑感 - ここにいないのは
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    top-poi 2022/01/23
    “以上。お薦めはしませんが、楽しめました。”
  • 夜、灯す 雑感 - ここにいないのは

    神楽原女学園筝曲部に皇流家元の嫡女・有華が転入してきた。彼女は嘗て前身の学園で心中事件を起こして死んだ大叔母・小夜子について調べようとしていた。鈴を筆頭に筝曲部の面々は癖のある有華を受け入れ仲良くなっていくが、その彼女たちに小夜子の霊が襲い掛かる―― という青春ホラーADV。 日一ソフトウェアのADVなのでかなりハードルは低めに行ったのですが、予想以上に良く出来ていました。 一つは筝曲部を舞台にした青春部活物として。 部活物は一大ジャンルであり、音楽系も切りがないぐらい多々作品があります。その中で琴はあまり一般的な題材ではない(有名なのはこの音とまれ!ぐらいでしょうか)のですが、違和感なく受け入れられました。 www.youtube.com 琴の演奏が上手であるとはどういう印象なのか、琴に関して天才肌はどういう人間なのか、あるいは初心者から上手くなっていくどういうパターンがあるのか、家元

    夜、灯す 雑感 - ここにいないのは
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    top-poi 2021/08/06
    私も好きな作品だからうれしい~。やっぱり有華の父に泣かされますわ。
  • 終末の過ごし方 雑感 - ここにいないのは

    昔話から始めれば、かつてパラダイムノベルスやムービックゲームコレクション、ソフガレノベルズといったエロゲのノベライズを専門としたレーベルがありました。 CGBGMなど複合的なエンタメで分岐を多量に含んだゲームをほぼ文字だけに落とし込んだといっても出来はそうバカにしたものではなくて、そこで『ONE』のノベライズから館山緑を知って、『Kanon』のノベライズで清水マリコを知って、『オレンジポケット』のノベライズで神尾丈治を知ると、個人的には結構な収穫がありました。 そうして読んできた中で記憶に残っている一作に『終末の過ごし方』があります。清水マリコが扱っているとのことで手に取ったのですが、かなりの当たり。原作を既に知っている方にとってはそんなもので理解したつもりになるのかと思われるかもしれませんが、世界の終わりまで1週間を控えて静かで底に焦燥がくすぶる空気やそして合間でノリの良いDJのKAW

    終末の過ごし方 雑感 - ここにいないのは
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    top-poi 2021/05/03
    懐かし……。あっけなく終わってしまうのが印象的だったけど、言われてみればスタッフロールを別枠にしたのは正しいな。/重厚長大主義に反する分量とか、絵のタッチとか、いろいろ異色作だった。
  • 世界の終わりの庭で 雑感 - ここにいないのは

    遥か未来、嘗ての文明が廃れた世界で、右手のない美しい女性型の機械人形が掘り出された。 ティフォンの名乗るそれは、彼女を売る世話をする同様に女性型の機械人形に嘗てあった出来事を語り出す―― という出だしのSF百合小説。 連作短編形式で、ティフォンの始まりから埋められるようになった経緯が語られます。その経緯は膨大な時間と膨大な距離に満ちており、語られるのはほんのひとかけらを掬ったものになります。それは、女性同士の触れ合いのエピソードでもありました。 小説家志望のさっちゃんがラーメン屋の娘・ゆーちゃんに小説に関して熱く話すショートショート――最後に突然曝される変わってしまった世界のバックボーン。 土に埋もれた右手を発見した大学生が、枯れない花を研究する研究者と右手に関して研究する短編。 あるいは人間が生きる世界の終焉の話。 SF部分はふんわりしており、機械人形・長命処理、そして星間移動、あるいは

    世界の終わりの庭で 雑感 - ここにいないのは
  • ファイアーエムブレム 風花雪月 感想 - ここにいないのは

    フォドラの大地はアドラステア帝国・ファーガス神聖王国・レスター諸侯同盟の3か国が分割し危うい均衡を保っていた。それぞれの次代を担う人材はフォドラの中心部にあるガルグ=マク大修道院の士官学校で教育を受けていた。士官学校に主人公が教師として働くようになった時から歴史が再度動き出す―― シリーズ16作目となるシミュレーションRPG。 3つの国のいずれかの学級の担任になるかを選択し、最強の学級を決定するグロンダーズ鷲獅子戦を頂点とする学園生活を送る第1部、3か国が入り乱れ嘗ての学友が主たる将として殺し合う戦争編の第2部を戦い抜いていくことになります。 経験を積んで自らの指導能力を伸ばしながら、生徒たちの武技・魔術・指揮・移動能力を個人の特性と将来の兵種と学級のバランスを見越して成長させ、実戦でレベルアップさせる――を繰り返すのが基的なゲームプレイ。 プレイする前は学園FEねえとやや斜に構えていま

    ファイアーエムブレム 風花雪月 感想 - ここにいないのは
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    top-poi 2019/09/29
    やっぱり評価が高い。
  • 天気の子 雑感 - ここにいないのは

    初日・2日目とどうしても外せない用事が重なり、公開3日目の朝一にIMAXで観てきました。 ネタバレ回避が大変でしたが逆にそうなって良かったかな、と。 と言うのも映画の幕が下り、劇場を出たのがAM11時半ば。窓の外を見れば、雲を湛えるけれども明るい空。 観終わった後に今ここに在る空を確認する手続きとしては夜空よりも相応しいものでした。 そんな訳で新海監督の新作なのでした。 www.youtube.com 記録的に雨が降り続ける東京で、閉塞感に耐え切れず島から家出してきた少年が祈れば晴れを呼び込む少女と偶然出会い始まる、ひと夏の冒険記。 いつもような映像と音楽と演出の美しさと妙味――独自の作家性から生み出されて精度高くコントロールされた映画であり、自分の心の奥深くに抱く原風景へと強烈に届く作品になっていました。 どんな作品でもそりゃ大なり小なり良きにせよ悪きにせよ心を動かすのですが、現代日

    天気の子 雑感 - ここにいないのは
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    top-poi 2019/07/21
    あの交通網と、引っ越したおばあちゃんのエピソードで、セカイ系ニガテな自分もほっとした。“自然が人間を追いやろうとしてもテクノロジーが併せて発達してそこで生きていくことに適応します。”
  • アクタージュ 1-5  雑感 - ここにいないのは

    夜凪景は演技の内面を自己で追体験する"メソッド演技"を独学で身に着けていた。しかしその演技は観る者の心を揺さぶるものの、誰にも抑えの効かない劇薬だった。 役者として生きるために、夜凪は演技力を磨いていく。 そして、やがて彼女は自己の演技を完全に他者からの視点で規定する化物に出会うーー 役者を題材に取り上げた漫画。 読む前はどう料理したのか心配ではありました。 しかし演技方法を技とし、主人公とライバルらは役/演技をぶつけ合う――メソッドとしては見事に少年漫画に則っていました。 ただ勝負の目的に対人勝利はなく、対決は映画/演劇/CMなど作品が在るべき姿として出来上がる道筋です。作品が完成しなければ誰にとってもの敗北であり、対峙しながらお互い高めあっていくことになります。 主人公・夜凪の異常な特質、当代きっての若手女優の人間をやめた化物加減、演技力随一の男優の夜凪に類似してより先鋭化された演技な

    アクタージュ 1-5  雑感 - ここにいないのは
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    top-poi 2019/02/07
    分業とはいえ、こんなだけ練度が高い漫画が週ジャンに載ってるのに驚いた。/せっかく絵ぢからあるんだから説明省いてもいいよってのは同意。
  • SeaBed 感想 - ここにいないのは

    2016年1月25日からDL siteでオンライン発売されていたノベルゲーム。 寡聞にして知らなかったのですが、最近百合作品の名作という情報を得て、気になったのでプレイしてみました。 一月ほどかけてクリアしたのですが、なるほどと。 噂に違わず、百合ミステリとして名作でした。 ミステリの路線としては何らかの事件を解決する系統ではなく、描写されているものの何が真実かを読み解くものでした。 虚実真偽入り混じった文章描写を吟味していくことになります。 その中で、まず主要2人の女性同性愛描写は素晴らしいの一言。文句なし。最高。 5歳から知り合った幼馴染で、長じてデザイン事務所を共同で開く付き合いの長いカップルなのですが、性格の理解の度合いと距離感が理想的です。 アクティブで自分の気の向くまま進んでいこうとする貴呼と、冷静沈着で隙の無い佐和子。彼女たちの凹凸は奇蹟のように合ったとされるのですが、その通

    SeaBed 感想 - ここにいないのは
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    top-poi 2018/10/14
    “最後まで本筋――佐和子と貴呼の関係性に奉仕されます。”/『SeaBed』、本当に力作なのでみなさんやってもらいたいです。/どうやってか地力で発掘した自分を褒めてやりたい。(隙自語)
  • Summer Pockets 感想 - ここにいないのは

    夏、少年は亡くなった祖母の蔵の整理の手伝いのために島を訪れる。 そこで彼は一生忘れられない夏休みを過ごすことになる―― 誰もがそうかどうかは知りませんが、私は極少ない作り手に対して、素晴らしい魔法をかけてくれる、今は違ってもいつかはきっとと、そんな困った期待を抱いています。 そして自分にとってKeyというレーベル――或いは麻枝准という名前――はその部類に入ります。 One、Kanon、Air、CLANNAD。 上手く良く出来た作品であるだけではなく、知らぬ間に心の何処かを占拠されていて、偶に思い出してしまってぶわっとプレイしていた時の感情がまざまざと蘇る一時を幸せと呼ばずして何と言うのでしょう。 そんな訳で新しい魔法を待ちわびたわくわくした気分で、プレイ前に冊子を開き、おっスタッフコメントだ、だーまえは何と書いているかなーと何の気なしに開いてみれば、びっくり。 いきなりとんでもない剛速球が

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    top-poi 2018/07/10
    すばひびHDと一緒に買ってきますか。
  • 『MUSICA!』体験α版 雑感 - ここにいないのは

    この体験版はクラウドファンディングで資金調達して開発される予定の雰囲気を感じさせるためのお試し版。 やりきれない挫折と煮え切らない日常。 『馨君、きみがおれのかわりにロックをやらないか?』 他人に抱いた希望の光はあっと言う間に勝手に消えていく。 残るのはより一層燻る魂。 ――何が再度魂に火をつけるのか? という感じで、なるほど瀬戸口廉也シナリオだと。 この体験版の終了するポイントがやばいので、これはもうプロジェクトは何があっても完遂してもらいたいと祈るばかりです。 7月10日ごろからCFのページが公開されるようで、今はHP案が提出されています。その中では69600円のロックンロールコース(金)コースか、156960円のロッククレイジーコースにしようかなと思っています。 以上。あとは『BLACK SHEEP TOWN』の発売予定日なんぞが流れてくると最高なのですが。 Link OHP-MUS

    『MUSICA!』体験α版 雑感 - ここにいないのは
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    top-poi 2018/07/06
    あー、瀬戸なんとかさんか。やらないと。/確か業界から足を洗っていたような……?
  • リズと青い鳥 雑感 - ここにいないのは

    もしも未視聴でしたら、なにも情報を入れず編を一度見て、次いであまりにもわかっている作り手らの対談・鼎談を載せたパンフレットを読むことをお薦めします。 共に打ちのめされましょう。 - 中学生で出会い、共に吹奏楽部に入った鎧塚みぞれと傘木希美。 高校3年生になった彼女らは自由曲として、吹奏楽曲『リズと青い鳥』を吹くことになる。 原作となる絵『リズと青い鳥』の最後で、リズは無二の親友の青い鳥を無理にでも空へ飛び立たせる別れを選択する。 みぞれのオーボエと、希美のフルートはクライマックスの登場人物らの離別を描写する重要な音になるものだった。 元になった物語、曲、練習を通して、親友だった筈の彼女たちの関係が問い直されていく―― という『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ。時間軸上は2期後となりますが、作品としてほぼ独立し1・2期をほとんど観ていなくとも問題ないかと。当然知っていると更に理解は深ま

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  • 腐り姫 雑感 - ここにいないのは

    田舎の町"とうかんもり"に伝わる『腐り姫』の伝承――赤い着物の女童が人を望みを叶えて腐らせて喰う。 記憶を失った主人公は過去を追い求め、故郷の"とうかんもり"に帰郷する。 そこで腐り姫の女童に似、また亡くなった妹にも似た『蔵女』を拾って以来、終わりのない時の迷宮に巻き込まれていく―― 8月11日に始まり、終の8月14日に赤い雪で世界が閉ざされるまでの4日間を繰り返す伝奇ADV。 ループを重ねるにつれて世界は少しずつ違った様相を呈しながら壊れていく。そして同時に主人公の中に周回の知識が積もっていき、隠されていた真実が明らかになっていく――というオーソドックスな作りです。 ただしオーソドックスは言え、作はADVとしての練り込みが尋常ではありませんでした。 練りに練られた結果として、全体像の美しさという点で余人の追随を許しません。 美しさ――曖昧で、感情に舵を振り切り過ぎた軸での評価になってし

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  • 凍京NECRO 感想 - ここにいないのは

    2199年、地球は氷河期に突入し、ネクロマンサーによって作られたリビングデッドが跋扈する東京は凍京と呼称されていた。リビングデッドを狩る生死者追跡者・臥龍岡早雲はネクロマンサーにより拉致された少女を救出する。その記憶を失った彼女を起点として、過去の因縁と、凍京を揺るがす事件とに巻き込まれていく―― という感じの冒頭。 雪に閉ざされ高圧水蒸気が流れるホットパイプが張り巡らされ未来都市、既存のWWWが汚染され個々の小型情報端末の情報通信を基盤としたメッシュネットワーク、死体からリビングデッドを作るネクロマンシー、2丁拳銃と外部電脳を駆使した近接銃術、――まさしくド直球のサイバーパンクアクションADVでした。 文章/音楽/絵/映像を駆使した総合映像作品として今までに増して力が入って作られており、特に3Dアニメはかなりリッチでした。 銃や刀の造形、道路の外灯の流れとか、ヘリや戦車の挙動とかは言うに

    凍京NECRO 感想 - ここにいないのは
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    top-poi 2018/04/02
    ぱぶさんが凍京NECROの感想を書いてる~。名作なのに知名度低いんだこれが。/出生のところはしばらく誤字だと思いましたねぇ……。
  • ゆるキャン△ 1-5 雑感 - ここにいないのは

    女子高生らがまったりとキャンプする話。 寡聞にしてアニメになるまで存在を知りませんでした。しかしtwitterで評判が良く、amazonプライムに来ていたアニメを観て、――ぞっぷりと嵌りました。 可愛らしい絵柄とアクのないキャラ・演出で全編に流れる優しい雰囲気、キャンプをしている際の冬の野外の冷たい空気、湯気が立つキャンプ飯。 20数分があっと言う間に経ち、また同じ時間を繰り返したくなる習慣性――ここ数年で一番自分の中でヒットした次第です。 もう後戻りできなくなったのは、3話「ふじさんとまったりお鍋キャンプ」。キャンプ場で富士山を臨みながらなでしことしまりんとが一夜を過ごす回なのですが、2人でつつく餃子鍋の美味しそうなこと、夜ラジオを流しながらの何気ない喋り、朝方勝手にテントに入りこんできて寝だしたなでしこを見て言ったしまりんの一言――ソロキャンプの鬼の女子高生が他者を心から受け入れたその

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  • やがて君になる5 雑感 - ここにいないのは

    生徒会で行う演劇は番が差し迫り、練習もラストスパートに入った。その最中、未定だった脚のラストが様々な人間の葛藤の末、決まっていく。それは演じる役者にとって不快な変更で―― 才色兼備な生徒会長・燈子が感情のフラットな少女・侑に一目惚れし迫る出だしから始まった百合漫画。美麗な絵と心に染みる心理描写でこれぞ理想の百合漫画だと巻を重ねるにつれてぞっこんに惚れるようになったシリーズももう5巻目。 これまでの4巻において、燈子からの一方的な恋愛感情によって、侑にも恋愛感情が芽生えていくようになってきました。 詰まる所、恋愛関係の構築が起きているのですが、そのある種前向きにラブラブするようになっていっている過程の奥深くで、燈子にとってはよろしくない事態が進行していました。 重ね重ね言いますが、これまで彼女は己の愛情の偏りを自覚していたのですが、そのひとえの愛情こそが侑に潤いを与え、求めなかった侑から

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    top-poi 2018/02/03
    なぜか見落としていたが、めっちゃイルカさんをアピってるな~。
  • さくらむすび 紅葉ルート 雑感 - ここにいないのは

    以前プレイして名作と受け止めた作品をリプレイしよう企画、その1。 備忘録なのであまり長々とした文章は書かないつもりです。 さて、かつて最高の幼馴染物の一つと惚れこんだ作品は、相変わらずとんでもなくばか高い幼馴染ポテンシャルを有していました。 序盤は主人公が記憶よりもあまり紅葉にべたべたしておらず、逆に新鮮でした。それはそれで恋愛を介さない幼馴染の空気として楽しくはありましたが、恋愛を意識してからの糖度100%の甘ったるさの方がやはり好ましいものでした。というか凄い、メッチャ好き。 縁側で髪切ってもらったり、勉強の夜で焼きおにぎりを一緒にべたり、ファーストキスからのキス100回したり。何気ない毎日が、愛おしい幼馴染と過ごすことで多幸感に溢れる様を見事に描いています。この幸せを体験出来るだけでもこの作品は自分にとって特別なものとなりましたし、矢張り特別なものとして間違っていませんでした。

    さくらむすび 紅葉ルート 雑感 - ここにいないのは
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    top-poi 2018/01/02
    まだやってなかったなこれ。
  • こういうエロ同人RPGが好きだ - ここにいないのは

    個人的な趣向の話。 エロ同人RPGをプレイするのはそこそこ好きです。テキストを追ったり、SLGで調教するのではなく、RPGのプレイの報酬としてエロを得るというある種しちめんどうくさい手続きを偶にどうしようもなく求めてしまいます。 ただカジュアル勢なのでDLsiteの検索とランキングおよび参考にしているサイトから評判の良さそうなものをお気に入りに入れておいてセールの時に買い、偶に好きなサークルを新作で買うぐらいです。冒険心がないので新規開拓は滅多にしません。 それでは以下つらつらと要素ごとに簡単に語ってみます。 操作キャラ 女性一択。 自ら操作して主体的に堕ちていく――というのが実に良い。 清廉だったり高潔だったりする性格の持ち主がお金や情報を得るために意に反しながら自主的に身を崩していき、その爛れた生活が日常と化して慣れる。 その過程を追体験するのが当に興奮します。 もう少し踏み込むなら

    こういうエロ同人RPGが好きだ - ここにいないのは
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    top-poi 2017/12/17
    読めば読むほど、月の水企画の『レディナイト・サーガ』シリーズがドンピシャに思えますね。シナリオ・ゲーム性も抜きんでています。
  • プリンセス・プリンシパル 雑感 - ここにいないのは

    19世紀末、王国派と共和国派で東西に分断されたロンドンを舞台にし、美少女5人組のスパイ団の活躍を描いたエスピオナージ物。 メインとなるのは2人、凄腕スパイ・アンジェと王国の王女・プリンセス。偶々顔が似ていることから2人を入れ替え、アンジェを王女につけることで、王国を自由に操ろうとするチェンジリング作戦がいずれ発動する――というのが大きなスパイ戦の仕掛けです。 ところがどっこい2人は昔知り合いであったというのがcase 2、放送順で言えば3話で明かされます。そしてアンジェはプリンセスと共に不安定な情勢のロンドンから逃げるため、ただそれだけのためにスパイとして生きてきた、さあ一緒に逃げよう、と告げます。 答えは否。プリンセスは嘗て貧民であったアンジェと知り合ったからこそ、アンジェとの壁を無くすために女王になる、とプリンセスは真逆の答えを返します。 それがこの現在のお話の始まり。 女王につくため

    プリンセス・プリンシパル 雑感 - ここにいないのは
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    top-poi 2017/11/06
    “アンジェは非情な嘘を巧みになす優秀なスパイでありながら、彼女が守りたいものを捨てきれないスパイとしては致命的になりうる優しさを持ち合わせていることが既知となるのです。”