ブックマーク / medium.com (8)

  • ジョセフ・ヒース+アンドルー・ポター著『反逆の神話〔新版〕:「反体制」はカネになる』

    2004年に原著が刊行され、大変な論争を読んだ一冊の新版が翻訳された。2019年のフランス語版に付された、刊行後の15年を総括する文章も新たに訳出されており、書の主張や現状の政治的状況についての理解を深めてくれるだろう。 ジョセフ・ヒース+アンドルー・ポター著『反逆の神話〔新版〕:「反体制」はカネになる』『反逆の神話』は原著タイトルを「THE REBEL SELL」と言い、「反逆が売り物にされている」という意味である。一番目先の批判のメインターゲットは、アドバスターズ・メディア社や、ナイキ、ナオミ・クラインらの反グローバリズム運動などであるが、その背景にあるカウンターカルチャーやフランクフルト学派の思想を批判的に検討するという射程の一冊であり、そうであるがゆえに非常に論争的で扱いの危険な一冊である。 『アドバスターズ』はカナダの財団が発行している「広告破壊」の雑誌で、左派活動家向けの雑誌

    ジョセフ・ヒース+アンドルー・ポター著『反逆の神話〔新版〕:「反体制」はカネになる』
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    toraba 2021/12/12
  • ミルクボーイがアジャイルを説明したら

    序章駒場「最近、うちのおかんがシステム開発に興味を持っててなぁ、名前は忘れたらしいんやけど、迅速に開発できて、仕様変更にも対応できる、素晴らしい開発手法を取り入れてるところがあるらしいんやわ〜。」 内海「そんなもんアジャイルに決まってるがなぁ〜! 今やシステム開発と言えば、アジャイル。素早く変化に対応できるってゆーのが特徴なんよ。そもそも名前が “迅速” を意味する英語やねんから、アジャイルに決まってるがなぁ〜。」 チームの人数駒場「最初、オレもそう思たんやけどな、なんでも 40 人ぐらいで開発してるらしいんやわぁ〜。」 内海「ほなぁ、アジャイルちゃうかぁ…。アジャイルでは 5〜9 人ぐらいが推奨されてるからなぁ〜。40 人もおったら、とてもやないけど、コミュニケーションが成立するとは思われへんなぁ〜。効率の悪い伝言ゲームになるのは目に見えてるからなぁ〜。おかん、他にもなんか言うてなかった

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    toraba 2020/01/28
  • あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」に関するお詫びと報告

    【2019年8月16日追記】 昨日公表した「あいちトリエンナーレ2019『表現の不自由展・その後』に関するお詫びと報告」の中で、「1つは、自分を批判する人を見つけたら『コロス』リストに入れると言った発言についてです。これは、アンガーコントロールの一環として、怒りを覚えた相手について、『コロス』リストに入れることで、その人に対する怒りを静めようとしたものであり、公開する気もなければ、もちろん、実行する気もありませんでした。特定の人に対する怒りを静めるために、怒りを覚えた相手を記録することで怒りを静めるやり方は、XXX協会や、XXXで推奨されている方法です。」と記載したところ、その協会が「コロスリスト」を推奨していると誤読した方々からたくさんの問い合わせや抗議が来ていてとても迷惑しているとの苦情をXXX協会から受けるに至りました。日電話で対応に当たられた皆様には、この場を借りてお詫びいたしま

    あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」に関するお詫びと報告
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    toraba 2019/08/16
  • コンビニの雑誌は売れないのではなく邪魔な存在

    AUGM鹿児島2018に、じゃんけんマスターとして参加し、翌日、山形屋堂で名物の固焼きそばをべている時に、イベントの主催者とコンビニ話しが話題になった。 昔、コンビニエンスストアは、オープン時は、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの名前で呼ばれるが、3年が経過すると「コンビニ」という一般名称の店舗に変わり、お客の中の差異はなくなるため、同じメニューやサービスを提供しなければならないという同位競争という珍しい争いが起こることを教えてもらい、かなり勉強になったことがあった。 話しのきっかけは「コンビニでも雑誌は売れなくなっているのか?」という質問だったのだが、実は、コンビニの雑誌は売れないのでなく「邪魔な存在」などだということだった。 セブン-イレブンが何度も挑戦しては失敗してきた「SEVEN CAFÉ」を2013年にヒットさせると、すでに軌道に乗せていたローソンやファミリーマー

    コンビニの雑誌は売れないのではなく邪魔な存在
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    toraba 2019/01/22
  • バニラエア車椅子拒否事件はバリアフリー施策強化の銅鑼を鳴らす

    「バニラエア炎上事件」ってタイトル書こうと一瞬思ったのだけど、航空会社について「炎上」ってよくないよねってことでちょっとひねりました。無理矢理乗ったゆえの事件だけど、それまで当該路線で拒否していたのは事実だし。 件、ネットで話題沸騰していて、かの車椅子の木島英登氏(専門家であり一般人ではないので実名を書く)を叩く声も多い。ノイジーマイノリティかも分からんけど。しかし、騒げば騒ぐほど、バリアフリーの現状の問題点にみんなが関心をもつ、そういう構造になっていると思う。 さて、ここで話題にしたいのはこの事件のタイミングだ。件、奄美大島での事件発生は6月の最初のほうであり、6月の半ばにはバニラエア側から謝罪と善後策が出ていたことは既に報道されている。でも、報道は6月28日だ。木島氏が自サイトを更新したのも前日のようだ。そして、ちょうど前日、6月27日、国土交通省では「 バリアフリー法及び関連施策

  • そろそろ「都民ファーストの会」のヤバさについて語ろう

    1.代表がヤバい「都民ファーストの会」の代表は野田数(のだ・かずさ)氏。元都議会議員で、現在は小池百合子都知事の政策秘書。 彼は都議であった2012年に、東京都に対して現行の日国憲法を無効とし、戦前の「大日帝国憲法」の復活を求める請願をした。このときの東京都総務委員会の速記録はこちら。赤旗のサイトには請願書の原がアップされている。「我々臣民としては、国民主権といふ傲慢な思想を直ちに放棄し…原状回復(※戦前に戻ること)を成し遂げる必要があります」などなど。 この誓願に賛成したのは野田数氏のほか、当時「東京維新の会」に所属していた柳ヶ瀬裕文氏、栗下善行氏の3人。なお柳ヶ瀬氏は現在も都議で、栗下氏は2013年の都議選で落選したが、2017年の都議選には都民ファーストの会のメンバーとして立候補する。 「東京維新の会」は日維新の会との連携を目指していた都議会の会派だったが、日維新の会の橋下

  • 「働かないママ」の味方�はどこにいるのか

    ネットの子育て関連の話題を見ていると、未就学児のいる親は全員子どもを保育園に入れて共働きしているように感じられる昨今だが、私のように東京で専業主婦をして未就学児を育てている人が実際にどのくらいいるのか調べてみた。 平成24(2012)年とやや古いが、「東京の子供と家庭」という調査があった。子育て世帯全体の共働き率は53.8%と半数を超え、未就学児(6歳未満)だと50%をやや下回る感じだ。子どもが1歳未満でも43%が働いている。有名な話だが、子どもが0歳のときから保育園に入れないと、枠がいっぱいになってしまうからだ。1歳以上から入れるのはきわめて難しい。保育園はどんどん増えているから、いま現在の数値は共働きがもっと多いのだろうが、それでも4割くらいは片働き家庭なのではないか。ネットでは「専業主婦は絶滅危惧種」のように言われたりもするが、減っているとはいえそこまでではない。 私は上の子が1歳半

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    toraba 2017/02/12
    働くママの方が働かないママより偉いみたいな風潮あるよなぁ・・・
  • 「韓国人学校問題」の記事と政策デマについて

    こちらでは告知していませんでしたが、5月末に「韓国人学校は優遇されている」は当か?――都有地貸し出しをめぐる誤認という記事をシノドス(無料のウェブ版)に発表しました。 結局この韓国人学校への都有地貸与を推進した舛添知事は辞任し、次の都知事選に出馬を表明した小池百合子氏、桜井誠氏、増田寛也氏は「当選したら、韓国人学校への敷地貸与は白紙にする」と宣言しています(正確には小池氏・増田氏は白紙化、桜井誠氏は中止)。 この問題について、これまでどのような経緯があったのかをまとめた記事なので、発表から1ヶ月ほども経ってしまいましたが、今こそ読んでほしいと思います。 5月末にヘイトスピーチ対策法が成立しましたが、その後は、今までヘイトデモを行ってきた「行動する保守運動」も、あからさまなヘイトスピーチは避ける方向にあるようです。 そこで最近の動きについて一番思うのは、あからさまな「死ね・殺せ」系のヘイト

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