Cisco Startは、社員100人以下の中小企業に合わせたネットワーク機器の新ブランドである。当初は、新製品のルーターを中核に、既存製品でエントリークラスのスイッチや無線LAN機器をCisco Startブランドで販売する。社員100人以下の企業は、予算もIT管理者も少ないという特徴がある。この市場で求められる製品について、シスコシステムズ執行役員マーケティング本部本部長の鎌田道子氏(写真2)は、「設定画面が日本語化されていることと、サポートを含めた製品価格が安いことが絶対の条件」と説明する。 新製品のCisco 841M Jでは、シスコシステムズとしては初めて、GUI設定画面を日本語化した(画面1、画面2)。これにより、ITの専門家がいない中小企業でもルーターを設定できるようになった。これまでも、IT管理者向けのCLI(コマンドラインインタフェース)に加えて、WebでアクセスできるG