全身の9割に最も重い「3度熱傷」を負った青葉容疑者は、一時生死をさまよった。気管を切開して呼吸用のチューブを挿入。皮膚の移植手術など最先端の治療が続けられ、2019年9月ごろには危険な状況から脱したが、現在も寝たきりの状態だ。ベッドの上で関節の可動域を広げるリハビリが続けられているが、起き上がることは難しいという。 捜査関係者などによると、青葉容疑者は会話が可能な状態にまで回復。発熱することも多かったが、最近は容体も安定してきた。京都府警は医師の所見を踏まえて「勾留に耐えられる」と判断。20年1月以降、勾留が予定される刑事施設などと逮捕時期を調整してきたが、移植した皮膚が定着しなかったり、発熱を繰り返したりしたため、これまでに計4回逮捕が見送られた。