京都大学客員准教授で投資家の瀧本哲史(たきもと・てつふみ)さんが2019年8月10日午後、都内の病院で死去した。47歳だった。8月16日、京大が明らかにした。死因は非公表。葬儀は近親者で行った。 麻布高校を経て東大法学部卒。学部卒からそのまま東大助手に採用されるエリートコースを進むも、大学教員という職業の将来性のなさを見越して、戦略コンサルのマッキンゼー&カンパニーに転じ、主にエレクトロニクス業界を担当。独立後はタクシー大手の日本交通の経営再建に携わり、エンジェル投資家として活動した。オーディオブック大手「オトバンク」には2004年の創業時に出資し、監査役や社外取締役を歴任した。 2011年9月に『僕は君たちに武器を配りたい』(講談社)、『武器としての決断思考』(星海社新書)を出版。いくら能力が高くても他と差別化ができない「コモディティ化」に警鐘を鳴らし、ベストセラーになった。12年にはツ
2012年8月29日の読売新聞に、「妊婦血液でダウン症診断」「精度99%」という大きな見出しが掲げられました。13年4月から始まるNIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)の解説でした。NIPTは従来の出生前診断と大きく異なるため、「新型出生前診断」とも呼ばれました。 「新型」とはどういう意味でしょうか? 21トリソミー(ダウン症)などの染色体異常の胎児を生まれる前に診断するために、従来、2種類の検査がおこなわれてきました。 一つは、針で「羊水穿刺(せんし)」をして胎児の細胞を採取し、染色体分析をおこなう確定的検査です。 もう一つは、妊婦の血液を採取して特定のたんぱく質の量を測る母体血清マーカー診断(クアトロマーカーテスト)や超音波で胎児のうなじの浮腫の厚さを測定する検査です。これらは、いずれもダウン症の赤ちゃんが生まれてくる「確率」をはじき出すものです。つまり非確定的検査です。 こうした従来
フリマアプリ「メルカリ」で、額面以上の金額で現金が出品されていたことを受け、現行紙幣の出品が禁止されました。しかしその後、現金の代わりとして「無記名Suicaに高額チャージしたものが売られている」とネット上で話題となっています。 【Suica所有権についての規約】 販売されていたのは、無記名式のSuicaなど各種交通系ICカードにチャージをしたもの。「1万9500円をチャージしたSuicaが2万4000円」など実際の価値よりも高額で販売されていました。Suicaカードは実質的には購入者でなくても利用できるほか、Apple Payに取り込むこともできます。また、Suicaエリア内のみどりの窓口で払い戻しが可能で、チャージ残額から手数料220円を差し引いた金額にデポジット500円を加えた額が返金がされるので、現金化しやすい商品といえます。購入者の目的は分かりませんが、クレジットカード現金化や
歌手の宇多田ヒカル(33)が4日、自身のツイッターを更新し、日本音楽著作権協会(JASRAC)の音楽教室に対する使用料請求問題について言及。自身の曲については「著作権料なんか気にしないで無料で使って欲しいな」と私見を示した。 【写真】昨年の紅白歌合戦、ロンドンからの生中継で歌った宇多田ヒカル JASRACがヤマハや河合楽器製作所などが手がける音楽教室での演奏について、著作権を求める方針を明らかに。これに対し、音楽教育事業7団体は3日に徴収に反対する連絡会「音楽教育を守る会」を設立、JASRACと争う姿勢を示している。 一連の流れに宇多田が反応。この日のツイッターで「もし学校の授業で私の曲を使いたいっていう先生や生徒がいたら、著作権料なんか気にしないで無料で使って欲しいな」とつぶやき、JASRACの方針とは異なる、自身の考えを示した。
故人がパソコンやスマートフォンなどのデジタル機器に残した写真や有料サービスなどの様々な情報は、「デジタル遺品」と呼ばれる。遺族がその取り扱いに悩むケースが増えている。 2016年版情報通信白書によると、15年末のインターネット利用率は13~59歳で90%超。60~64歳で82%、70代でも54%にのぼる。情報セキュリティーに詳しい東京電機大教授の佐々木良一さんは「いつ訪れるか分からない死に備え、誰もが日頃からデジタルの情報を整理しておくことが大事」という。 デジタル遺品の多くは、パスワードで守られている。佐々木さんは、遺族に引き継ぐべき情報は、ファイルやサービスなどの名称、ID、パスワードなどを書き出し、保管しておくことを勧める。 とりわけ注意したいのは、金銭が絡む情報だ。有料サービスはもちろん、こっそり行っている財テクなども記しておく。先物取引などでの損失を突然請求される、ネットオ
【シリコンバレー時事】任天堂米国法人は9日、人気ゲーム「トモダチコレクション 新生活」でプレーヤーの分身(アバター)の同性婚ができず、見直しを求める声が強まっている問題で、声明を発表し、謝罪した。来月6日に発売する米国版「Tomodachi Life(トモダチライフ)」で設定を修正するのは不可能としながらも、続編を出す場合には同性婚ができるように開発を進める意向を示した。 この問題をめぐっては米国の同性愛者やその支援者などの間で見直しを求める声が高まり、任天堂は声明で「多くの人々を失望させた」と謝罪。技術的に大幅な修正を伴うため、「今回は変更は不可能」としたが、続編を出す場合には「ゼロからデザインし、すべてのプレーヤーをより良く表現する」と表明した。
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