前のエントリでチラっと触れた、日本における「電子マネー」という言葉について、改めて書いておきたいと思います。 そもそも、日本では、単なる「電子的に支払い(決済)」するという手段の話しを「電子マネー」と呼んでしまったりするのでさらに混乱します。手段を通貨と混同してしまっているのです。電子マネーと言ってもあくまでも法定通貨である普通の円を使っている事に変わりありません。 「仮想通貨」という呼称は止めて、「暗号通貨」と呼びましょう - torum 英語で「電子マネー:electronic money」なんて表現は普段使いませんし、electronic money と言ったら、ビットコインという暗号通貨が登場する以前の、「Ecash」とか「DigiCash」とかの、(ドルでも円でもない)デジタル通貨の事を連想します。 実際、英語版の本家ウィキペディアで、デジタル通貨の項を見ると、「Digital
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