ソースコードを AST(抽象構文木)と呼ばれるデータ構造に変換することで、ソースコードの検証や変換をプログラムによって行えるようになる。 例えば ESLint では、ソースコードを AST に変換して、それに対してチェックを行っている。 また、V8 などの JavaScript エンジンも、対象の JavaScript ソースコードを AST に変換してから、後続の処理を行う。 AST を使えるようになると、ソースコードの検証や変換を行うツールを自作できるようになる。 この記事では、JavaScript AST を扱うための方法を見ていく。 この記事で使用しているライブラリのバージョンは以下の通り。 esprima@4.0.1 estraverse@5.2.0 escodegen@2.0.0 動作環境は Node.js のv12.17.0で行っている。 また、この記事に出てくる木構造の画像
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