2011年02月25日 カオスレーザーチップで物理乱数発生装置をモジュール化 引用元:japan.internet.com NTT と埼玉大学は2011年2月7日、毎秒 2Gbit の高速物理乱数を生成できる、ランダム信号発生モジュールを開発した、と発表した。半導体レーザー光の強度(明暗)がランダムに変動する物理現象を利用し、絶対に予測できない物理乱数発生装置をモジュール化し、機器に搭載できるようにしたことで、より安全性が高く使いやすい暗号化装置などへの応用が期待されるという。 現在、インターネットなどの通信ネットワークでは、情報を保護するために乱数を用いたパスワードや暗号鍵が使われているが、これらの多くは、PC で作成する擬似乱数によるもので、コンピュータの処理能力が向上し、シードと呼ばれる情報(初期値)とアルゴリズムが判明してしまうと、原理的には出力乱数が予測されてしまう危険がある