ギリシャ・テッサロニキ・アリストテレス大学の研究者John S. Lioumbas氏とThodoris D. Karapantsios氏が、重力の異なる環境でフライドポテトを作る実験を行ったそうだ(論文要旨、ASCII.jp)。 ポテトの表面温度を測定しつつ、ポテトスティックの特定の面のみを油に当てたり、その面の角度を変更できるという特別な装置を開発して実験を行ったという。実験では重力を1.8G/3.0G/6.0G/9.0Gに変化させてポテトフライを作ったそうだが、3Gの場合がもっとも短時間でサクサクとしたポテトフライを作れたという。 この違いは、重力によって油の対流の仕方が異なり、またポテト表面から出た水分の挙動も異なる点から来るらしい。無重力に近い場合熱対流が発生せず、またポテトから出た水分が蒸発しにいためフライドポテトが油っぽくなるという。 なお、9Gの重力を実現するため、ESA(欧