東京地検特捜部で8月にあったぼやで、現場から見つかった書類に変造された痕跡が残されていたことが27日、関係者への取材で分かった。ぼやがあった部屋で勤務していた検察事務官が関与したとして内部の処分を受けたが、ぼやとの因果関係はないという。 ぼやは8月12日、東京・霞が関の中央合同庁舎6号館9階にある特捜部の検事執務室で発生。封筒などが燃えたがすぐに消火されてけが人はなかった。7月16日にも10階の特捜部の部屋でぼやがあり、スプリンクラーが作動して計8フロアが浸水し、複数の部屋の天井板が落ちる被害が出た。 関係者によると、変造されたのは民間企業に捜査照会した回答書の写し数十枚のうちの一部で、印影をコピーして自分で貼り付けていた。事務官は7月は10階、8月には9階で勤務しており、その後、別の部署に異動になった。
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