昨日の東京マーケットの引け後、米国の格付け機関、スタンダード&プアーズが日本国債の格付けをAA(ダブルエー)からAA-(ダブルエー・マイナス)へダウングレードしました。 S&Pはダウングレードに際してのコメントで次のように述べています: 日本政府の負債比率は既に世界で最も高いのだが、今後も負債比率は上昇の一途をたどると思われる。これは世界金融危機の前に我社が予想していたシナリオよりもっと高い負債比率にまで上昇するということだ。日本の負債比率がピークを打つのは2020年代ということになるだろう。民主党政権には借金体質を改善するための首尾一貫した政策というものが無い。 ■ ■ ■ さて、今回のスタンダード&プアーズによる格下げは、その事実自体はサプライズでは無いと思います。 日本の中身が悪いことは今日に始まったことではありません。 ただ格下げが今日というタイミングで実施されたことはマーケットの