元イタリア代表FWで、現役時代にはラツィオで3度のセリエA得点王に輝いたジュゼッペ・シニョーリ(40)が監督ライセンスを取得し、テルナーナ・カルチョ(セリエC1)の幹部として第2の人生をスタートさせた。“ガゼッタ・デッロ・スポルト”紙のインタビューに応じたシニョーリが、現在の心境を明かした。 ――なぜ、テルナーナで? 「過去にプレーした経験のあるクラブで幹部としてデビューするのが一般的だが、私は全くの白紙状態だった。クラブ側の熱心さが伝わり、非常に心を動かされた。新しい挑戦にやりがいを感じている」 ――ライセンス取得上の問題は? 「黒板と向かい合うことには慣れていなかったからね。1年半前に現役を引退したが、メンタル面でその事実を受け入れることは容易ではなかったよ」 ――既に大きな仕事を成し遂げたのでは? 「そう。(インテルが保有権の半分を獲得した)ヒメネスだ。非常に満足している。金銭面でも