大阪の旧「堂島ホテル」(大阪市北区堂島浜2)が取り壊され、2020年に約300室の外資系ホテルが開業する。 重厚な装飾で関西財界人らに親しまれた 2016年12月に施設の老朽化などを理由に閉館した同ホテル。建物は解体し、跡地約1607平方メートルに11階建て程度、延べ床面積約1万3800平方メートルのホテルを新築する。宿泊料2万~3万円台の宿泊主体型「アップスケール(高級価格帯)ホテル」になる予定。 再開発は、三菱UFJリースグループのMULリアルティインベストメント(東京都千代田区)と片山工業(大阪市中央区)、ウェルス・マネジメント子会社のリシェス・マネジメント(東京都港区)が手掛ける。ホテルの開発・運営にはリシェス社のノウハウを活用する。 訪日観光客の増加や2025年の国際博覧会(万博)誘致を背景に、徒歩圏内に大阪駅や北新地、中之島がある立地を生かし、外国人旅行者の取り込みを狙う。着工