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ブックマーク / note.com/shibataism (9)

  • 「会員事業」への原点回帰を宣言したクックパッドのその後|決算が読めるようになるノート

    以前からクックパッドに関して何かと書いてきましたが、経営陣入れ替え騒動があった後にどのようになっているのか少しフォローアップしたいと思います。 参考:内乱にも関わらず絶好調のクックパッドに潜む3つのリスク要因とは(2016/08/16) 創業者の佐野氏率いる新経営陣になった後、広告事業の売上を多少犠牲にしてでも会員事業にフォーカスするというアナウンスがなされましたが、その後どうなっているのか2016年7月−9月期の決算から見てみたいと思います。 なお、今回から決算説明会時の質疑応答が公開されていないため、どのような質疑応答があったのかの詳細がわかりませんので、あくまで決算資料から読み取れる範囲で見てみます。 YoYでは大幅プラスもQoQでは横ばい・減少傾向まずは売上と利益です。 売上収益は123億円(YoY+36%)。営業利益は61億円(YoY+48%)でした。 これらの数字は一部売却した

    「会員事業」への原点回帰を宣言したクックパッドのその後|決算が読めるようになるノート
    toya
    toya 2016/12/14
  • Welq問題は(DeNAだけじゃなくて)Googleも批判されるべきだと思う|決算が読めるようになるノート

    最近、立て続けに2つの問題が起こりました。個人的には、これらの問題そのものよりも、その背景にある構造がとてもショックだったので、問題提起しておきたいと思います。 Facebookの嘘ニュース人気問題アメリカ大統領選挙で、嘘のニュースがFacebook上で、ホンモノのニュースよりも多くシェアされてしまったという話です。 「Facebook: 大統領選を通じてもっとも良く読まれたニュースは真実よりも嘘の方が多い」という記事が詳しいです。 例えば、 Pope Francis Shcks Worlds, Endorses Donald Trump for President, Release Statement (ローマ教皇、大統領選ではドナルド・トランプ氏指示を表明)といったようなニュースが、内容は嘘であるにも関わらず非常にFacebook上でシェアされてしまい、投票行動に影響があったのではない

    Welq問題は(DeNAだけじゃなくて)Googleも批判されるべきだと思う|決算が読めるようになるノート
    toya
    toya 2016/11/30
  • DeNAに学ぶ事業撤退のタイミング|決算が読めるようになるノート

    最近、DeNAが2つの事業の「撤退」を発表しました。 一つ目は、アメリカゲーム子会社を解散・清算です。 この「ゲーム子会社」というのは、旧ngmocoで2010年に$400m(400億円)で買収した会社です。 二つ目は、「DeNAショッピング」などを約63億円で譲渡、というニュースです。 DeNAショッピングは、DeNA社の創業時の最初のコア事業でもあり、これを売却するというのは勇気がいる判断だったのではないかと思います。 事業撤退の難しさ大企業でもスタートアップでも、何か新しい事業を始めるというのはもちろん大変で、成功させるのはもっと大変な訳ですが、それらとは全く違う次元で大変なのが「事業撤退」の意思決定です。 経験されたことがある方はご存知かと思いますが、こういう場合は特に判断が難しくなります。 #1 過去に大きな投資をしてしまって、投資回収が終わっていない事業 #2 (急成長はして

    DeNAに学ぶ事業撤退のタイミング|決算が読めるようになるノート
  • DeNAのキュレーションメディアが本当に儲かりそうな件|決算が読めるようになるノート

    DeNAが、合計50億円で買収したと言われるmery, iemoですが、当時は懐疑的な人も多かったかと思いますが、当に儲かるかもしれない、というレベルまで来ているという話です。 もはや減収・減益ではなくなってきた四半期決算2016年4-6月期の決算を見てみましょう。 全社での売上は383億円でYoY +1%、営業利益は74億円でYoY +83%でした。野球の増収があるとは言え、全社レベルで減収・減益ではなく、増収・増益になってきた、というのは凄いですね。 セグメント別に見ると、 ・ゲーム: 売上261億円(YoY -8%)、営業利益67億円(YoY -2%) ・新規事業・その他: 売上23億円(YoY +104%)、営業利益-13億円(前年同期比は-11億円)という具合になっています。キュレーションプラットフォーム事業を含む「新規事業・その他」がゲームの10%くらいの規模の売上になってき

    DeNAのキュレーションメディアが本当に儲かりそうな件|決算が読めるようになるノート
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    toya 2016/08/19
  • 内乱にも関わらず絶好調のクックパッドに潜む3つのリスク要因とは|決算が読めるようになるノート

    今日は、内乱(?)があったクックパッドの2016年4-6月期の決算を見てみます。 内乱にも関わらず、YoY +44.3%の成長を維持一部報道には、幹部社員が大量離脱したためサービス運営が困難、という報道もありましたが、実際に決算がどうなっているのかを見てみたいと思います。 売上が89.1億円(YoY +44.3%)、営業利益が41.3億円(YoY +57.6%)とこれまでの急ペースでの成長が続いています。 レシピサービスの売上内訳を見てみると、会員事業・広告事業共に、急成長が続いており、内乱が全く業績に影響していません。 クックパッドは、既にブランドが確立されているだけではなく、ネットワーク外部性が非常に強いサービスであるため、担当する社員が変わったくらいでは(短期的には)びくともしないレベルのサービスになっている、とも言えるでしょう。 実際に決算の質疑応答では、 【Q11】 マスコミが面

    内乱にも関わらず絶好調のクックパッドに潜む3つのリスク要因とは|決算が読めるようになるノート
    toya
    toya 2016/08/16
  • 会社を売却すると、創業者の身に何が起こるか|決算が読めるようになるノート

    柴田: 「しば談」の第一回目は、習い事のマーケットプレイス、サイタを創業して売却した有安伸宏さんににお越しいただきました。まずは、簡単に自己紹介をお願いします。 有安伸宏さん(以下、敬称略): 19歳の時に初めて起業して以来、今まで4つ会社を作り、うち3社を売却してます。ネット系の創業経営者として、あわせて15年位の経験があります。直近に作った会社は、習い事のレッスンのマーケットプレイスを運営するコーチ・ユナイテッド株式会社。その会社を2013年に上場企業へ売却、2016年2月に社長を退任して、今に至ります。 個人でエンジェル投資もやっていて、家計簿アプリのマネーフォワード社、ファッションECのMaterial Wrld社など、コンシューマ向けの事業に投資しています。あとは、Tokyo Founders FundというExit(注:IPOもしくはM&A)を経験した日人8人でやってるファン

    会社を売却すると、創業者の身に何が起こるか|決算が読めるようになるノート
  • 日本ではあまり知られていないSaaSの異端児・アトラシアンの5つの「ここが凄い」|決算が読めるようになるノート

    前回のSalesforceに続いて、SaaS特集です。今回は、2015年にIPOしたAtlassianについてです。「アトラシアン」と読みます。(日語だと言い難いですね。) 最初に申し上げておくと、この会社はエンジニア以外にあまり知名度がありませんが、SaaSビジネスとして「例外」扱いされる程とてつもない会社です。SaaSビジネスの「掟破り」に近いとも言えます。SaaSビジネスとしての完成度は、個人的にはSalesforceよりも高いと思います。 何がとてつもないのかを詳しく解説します。 アトラシアンとはAtlassianをご存知ない方も多いかと思います。主にエンジニア向けのSaaSプロダクトを提供している会社で、Jira(バグトラッキング)、Hipchat(チャット)、Bitbucket(ソースコード管理)、Confluence(プロジェク管理)などを提供しています。 それぞれのプロダ

    日本ではあまり知られていないSaaSの異端児・アトラシアンの5つの「ここが凄い」|決算が読めるようになるノート
    toya
    toya 2016/03/10
  • メルカリは本当に「世界を取る(かも)」と思った件|決算が読めるようになるノート

    最初にお断りしておきます。今回の内容は決算と関係ありません。いつものように数字もグラフもたくさん出てきません。「号外」のようなものだと思ってください。興味がない方は読み飛ばしていただいても構いません。 noteを始める時に、「やらないこと」を3つ決めました。一つ目はネガティブなこと(悪口)はなるべく書かない、二つ目は非上場企業に関しては書かない(非上場であるという意思を尊重します)、三つ目は僕の主観をなるべく入れない(入れるとしても客観データを主観を明確に分離)ということです。今回は、このうち2番目と3番目に違反しますが、何と言うか書かずにいられなかった、という気持ちなので書きます。 さて、前置きはこのくらいにして題。 先日、メルカリが大型調達を発表しました。 ・フリマアプリのメルカリ、今度は84億円の大型資金調達——評価額10億ドル超の日発ユニコーンに (TechCrunch Jap

    メルカリは本当に「世界を取る(かも)」と思った件|決算が読めるようになるノート
  • eBayとPaypalの離婚。幸せになったのはどっち?|決算が読めるようになるノート

    離婚の原因そもそも、なぜeBayとPaypalが離婚しなければならなかったのか、復習しておきましょう。これを理解するには、Paypalの歴史を知っておく必要があります。 Paypalは個人間の送金サービスです。サービス開始後、一番急成長したのは、実はeBayでの支払いに使われたからでした。それもあって、Paypalは株式公開後にeBayに買収されました。10年以上前のことです。 この時は、サービス間のシナジーが凄まじかった。一般的に、アメリカ投資家はコングロマリット(複数の事業が1つの会社下にある状態)を嫌がりますが、これだけシナジーがあるならまぁいいか、という状態が10年以上続いていました。ところが、時代はPCからスマホ主導に変わって、この事情が変わってきました、というのが離婚の背景です。 eBayの決算(2015年10-12月)まずはeBayの決算を見てみましょう。 最初は売上。なん

    eBayとPaypalの離婚。幸せになったのはどっち?|決算が読めるようになるノート
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