輸出が認められていない和牛の受精卵などを中国に不正に持ち出そうとしたとして、警察は、大阪の焼き肉店の経営者らを家畜伝染病予防法違反の疑いで逮捕しました。 警察によりますと、小倉容疑者は去年7月、凍結保存されストロー状の容器でおよそ360本分の和牛の受精卵と精液を、フェリーで中国の上海に持ち込もうとしましたが、現地の税関を通過できず、帰国したあと没収されました。 農林水産省の告発を受けて警察が捜査したところ、前田容疑者が持ち出しを依頼していたことが分かったということで、警察は、検疫を受けずに輸出しようとした家畜伝染病予防法違反などの疑いで2人を逮捕し、大阪の焼き肉店を捜索しました。 警察によりますと、調べに対し2人は持ち出したことを認め、前田容疑者は「知り合いの中国人に頼まれた。違法とは知らなかった」などと供述しているということです。 受精卵などは徳島県の畜産農家から入手したとみられ、この農