新幹線開通間近で注目 約250年前の城下を描いた「松前屏風」(複製) 2016年3月末、これまで新青森までだった新幹線が、いよいよ函館まで乗り入れる。新鮮で安い海産物が手に入る朝市や温泉、幕末から明治にかけて建てられた洋風建築物など、函館には注目スポットが多いが、道南にはさらに歴史的に古い町がある。新幹線の開通で注目される、道南の町と函館を13年10月末から11月初めに巡った。 イカと昆布をしょうゆで漬けた「松前漬け」をご存知だろうか。道南の土産物の代表格として、函館の朝市でも数の子入りの豪華版をよく目にする。実はこれ、その名の通り松前町の名物だ。函館からバスで3時間。途中でJRを利用しても2時間半かかる、津軽海峡に面した北海道最南端の町の食生活に欠かせないものだ。 本丸御門(左)と松前城 松前は、幕末に米国のペリー来航をきっかけに国際港となった函館よりも古くからの港町だ。領主だった松前氏
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