友人に誘われて半世紀以上前のインドシナ料理を習ってきた。インドシナとは1887年から1954年までフランスの支配下にあったインドシナ半島東部の地域。現在のラオス、カンボジア、ベトナムである。 宗主国であったフランスや東南アジアで強い力を持つ華僑の影響を受けつつ、南国特有の豊かさに支えられた伝統的なインドシナ料理。たとえ現地を訪れたとしても、もはや味わうことが難しいであろう古典的家庭料理は、インドシナならではの食材と丁寧な手仕事によって、私がかつて経験したことのない味わいを与えてくれた。 都内で学べる古典インドシナ料理 今となっては貴重なインドシナ料理が学べるのは、園健(そのけん)さんと田中あずささんによるインドシナ文化を紹介するユニット、アンドシノワーズ(Indochinoise)による料理教室。1日1組の完全予約制だ。 インドシナ料理のレシピ本「旧フランス領インドシナ料理 アンドシノワー
こんにちは、ライターの少年Bです。 先日、こんな記事を書いたところ、ありがたいことにすごく話題になりました。 www.hotpepper.jp インタビューに答えてくださった「七色蕃椒堂」の店主・香川仁志さんは、取材の中でこんなことを言っていました。 「七味唐辛子は、欧米のハーブに近い存在であるべきなんだろうなと思っています」 ハーブといえば、さまざまな料理のスパイスや隠し味としておなじみの存在です。ならば、七味唐辛子も上からふりかけるだけでなく、スパイスや隠し味として使ってみてもいいのでは……? そこで今回は、辛いものが苦手なライター・少年Bが、唐辛子抜きの七味「風味調合」を使ったオリジナルレシピを考えてみました。 ※インタビューは2021年6月に電話で実施、撮影は後日行いました。 「風味調合」って? 「風味調合」とは、唐辛子を抜いた七味唐辛子のこと。「0辛」などと表現する人もいるそうで
・アリオリ ・パスタ ・トマト ・チーズ コレらが揃えば、それはもう、、、 『イタリアン』だ! 、、、 はぃ、どーも! パナゲ×midです。 食べるラー油で作るパスタ以来"中華風のパスタ作り"にハマっています(笑) www.panage-mid.com 今回はタイトルの通り、、、 『麻婆アレンジで中華風ボロネーゼ』 を、作っていきたいと思います! 市販の"麻婆〇〇の素"だったり、余り物の"麻婆"などでも作れると思うので、チェックしていってくださーい! それではいってみましょー! Let's Cook まずは、、、 "パスタの素" になる、 "アーリオオーリオ❤️" していきまーす! ニンニクの香りが広がってきたら、、、 "トマト"と"ひき肉"を炒めていきましょーう! 全体的にいい感じになったら、、、 市販の麻婆の素を入れていきます! 全体に馴染ませた後に"パスタの茹で汁"を加えて乳化! 合
「ホンビノス貝」という貝をご存じだろうか? 北アメリカの大西洋岸が原産の二枚貝だ。日本では、1998年に千葉市で初めて発見された。 左がハマグリで右が「ホンビノス貝」なのだが、見た目の印象から「白ハマグリ」「大アサリ」という名前で売られているのを見たことがある読者もいるかもしれない。 この「ホンビノス貝」が、漁獲量の減少したハマグリやアサリに変わる新しい水産資源として期待されているという話を聞いた。 そのうえ、味もいいのだという。 そこで『メシ通』では、「ホンビノス貝」の食材としてのポテンシャルを測るべく取材を敢行。 「ホンビノス貝」とはどんな貝なのか? 果たして、本当においしいのか? 「ホンビノス貝」の名産地・船橋へ まずは、船橋港へ。 船橋といえば、スズキの漁獲量・国内第1位で知られているが、実は「ホンビノス貝」の水揚げも日本一。港のある三番瀬は江戸時代、御菜浦(徳川幕府に魚介類を献上
人長さんの『メシ通』連載記事が本になります ──人長良次(ひとおさ・よしつぐ)さんのレシピをまとめた本格中華の書籍が発売されます。長らくおまたせしました。 人長:おまたせしすぎたかもしれません。『メシ通』で連載を始めてから、実際にお店に来ていただくお客さんも増えまして、たいへんありがたいことだと思っております。 本格的な中華料理・四川料理って、自分の家じゃ作れないという先入観が強いと思うんです。油は多いし、はねるだろうし、火力も弱いし、よくわからない調味料を入れるんだろうなと。僕も中華料理をやるまではそう思ってたんですよ。 ──そういうイメージはあります。 人長:でも、「ちょっとしたことでグッとおいしくなるポイント」を知ると、料理がどんどん楽しくなるんですよね。そんな「おまじない」みたいなことをたくさん盛り込みました。この本を読んで、気軽にマネしていただいて、中華料理を身近に感じてほしいで
和包丁という文化が無くなるかもしれんよという話 日本の包丁というのは切れ味が格段に良くて海外からわざわざ取り寄せる人が居るほどカルト的な人気がある。 コロナ前はかっぱ橋道具街にも外国人が沢山いて数万円もする包丁がよく売れていた。 だが実はこの高級和包丁の原料を作っている会社というのはほんの僅かなのだ。寡占市場なんである。 その一番の鋼材供給元である日立金属安来工場の先行きが不透明である。 和包丁には作りが二つあって 1.刃物鋼を軟鉄でサンドイッチして鍛造する「霞」(割り込み包丁) 2.全身が刃物鋼の「本焼き」(全鋼とも) 一般的に霞より本焼きの方が高くて玄人好みなのだが、どっちの包丁でも肝心の切れ味を左右する刃先は刃物鋼という特殊鋼で作られる。 この刃物鋼には炭素鋼の白紙、炭素鋼にタングステン等を混ぜて切れ味を長持ちさせた青紙などがある。 だがこの白紙も青紙も作っているのは島根県の日立金属
(※この記事は緊急事態宣言前の2021年4月頃に取材したものです) 「初ガツオ」の旬は3~5月と言われています。 脂のノリがいいのは秋の「戻りガツオ」ですが、年を取ると脂が控えめな初ガツオのほうがおいしく感じます。 というわけで旬の初ガツオを刺身とたたきで食べたい! しかし、居酒屋の時短営業や酒類の提供禁止などが続くなか、仕事が終わった時刻に居酒屋での飲み食いができなくなってしまいました。 頼りになるのはスーパーマーケット。カツオの柵(さく)を買って、家でおいしく食べるしかない。幸いカツオの柵は価格も控えめでお財布にもやさしい。 そこで、魚のプロにスーパーのカツオをおいしく食べるための助言を仰ぐことにしました。 初ガツオは色がいいから「目で食え」 向かったのは、筆者が20年以上にわたって、とびきりおいしいカツオをいただいている地元・沼袋の居酒屋「大衆酒場 萬両」。 ▲東京都中野区の沼袋にあ
こんにちは、プロの素人料理人の小林銅蟲です。マンガ家もやっていますが、先月はマンガを描いていません。 さて自分はもともと「いわゆる日本で普通に食べられているカレー」にはあまり関心がなく、カレーは何やってもカレーじゃんという感じだったのですが、料理マンガ連載時にスパイスカレーのレシピを教わったり、スパイスとレシピのキットを購入して自作などしたりしたことで、スパイス料理の底の見えなさが見えるなどしてむしろ好きになってきました。 【楽天ブックス】めしにしましょう(1)- 小林 銅蟲 そんな折に「Do?」「Yes」などのやり取りがあり、当案件をやることになりました。 しかし自分は与えられたレシピからスパイス料理を作ることはできても、ゼロからスパイス料理のイメージとそれに合わせたスパイスの調合をするというノウハウがありません。 自然ですね。そして自然な流れでスパイスに詳しい人からリテラシーを叩き込ん
「カレー」と名が付くもの全てを愛するカレー研究家のスパイシー丸山です。 手軽に食べられるカレーと言えばレトルトカレーですが、大手メーカーだけでなく一般的にはあまり知られていないメーカーもたくさん存在するのがこの世界。意外なメーカーが人気商品を手掛けていたりするので、知れば知るほど沼にハマってしまいます。 ▼以前「高級レトルトカレー」を紹介した記事を書きました レトルトカレーの進化が止まらない! カレー沼の住人オススメの本当においしい「高級レトルトカレー」10選 そんな知られざるメーカーの中でも、カレーマニアから注目を集めているのが宮城県にある「にしき食品」。 初めて「にしき食品(NISHIKIYA KITCHEN、旧「にしきや」)」という名前を聞いた方もいるかもしれませんが、同社はマニア以外は理解できないであろうマニアック過ぎるインド料理を次々とレトルト化するなど、その存在感はまさにオンリ
「最初に入りますのは讃岐の名産八房(やつふさ)、不思議にも一つの幹から八つの房が出るから八房、続いては紀州有田の特産品でありますお蜜柑の皮を粉末にしたもの、陳皮と言います……」 お祭りの名物屋台のなかでも、ひときわ輝きを放つ存在、それが七味唐辛子。はじめてその屋台を見たときは衝撃を受けました。 ボウルを回転させながら鮮やかに七種の材料をブレンドしてゆく手さばき、そしてつらつらと淀みなく述べられる売り口上。「職人技だ! カッコいい……!」と興奮したものです。 しかし2020年。新型コロナウイルス感染症の蔓延によって、イベントは軒並み中止に。お祭りも大多数が中止になったり、屋台の出店が取りやめになるなど、規模の縮小を余儀なくされました。 そこで今回は、SNSで出会った「七色蕃椒堂」の店主・香川仁志さんに、なんとも奥深い七味唐辛子の魅力と、異色のキャリアについてお話をうかがいました。 ※インタビ
「さくらの東坡バーガー」という不思議な料理 京都は例年より早く、少し静かな桜の季節を迎えている。知恩院、円山公園、平野神社など人がひしめき合うような桜の名所も、今年は新型コロナウイルスに伴う外出自粛などの影響で、ちょっと時間をずらせばあまり人ごみに巻き込まれずに楽しむことができる。 この季節に京都の街を歩いていると、桜にちなんだ多くの季節限定商品を目にする。京都だけに和三盆や羊かんなど和のものが多いが、立ち寄った中華料理屋「マダム紅蘭」にも桜限定メニューがあった。それが「さくらの東坡(とうは)バーガー」だ。 この「東坡」とは「東坡肉」、つまり豚肉の角煮のことだ。もともとマダム紅蘭では東坡バーガーを提供しているが、3月から4月までの限られた季節だけ桜の葉を使い、バンズもほんのりと桜色が入った特別版になる。 今回はこの不思議なバーガーの成り立ちを辿りながら、場所と時代が持つ磁場によって変わる料
すっかり春ですね。春といえば新緑の季節ということで、イタリアンやフレンチで修業をしたシェフから教わった、春らしい野菜を使ったパスタソースの作り方を紹介します。 クタクタに煮込む菜の花のパスタソースに驚いた 私の目から鱗が落ちまくったレシピを教示してくれたのは、五反田で「kitchen g3」のオーナーシェフをしている、ぐっさんこと山口さん。教わったのは2年前なのですが、読者の方に「今まで隠していてすみませんでした!」と謝りたくなるソースです。 こちらが山口さん。 この記事で使った野菜は、菜の花、ブロッコリー、キャベツ、かき菜。全部アブラナ科ですね。春だなあ。 こういった野菜を使ってパスタを仕上げる場合、オリーブオイルでベーコン、ニンニク、野菜を炒めて、茹でた麺を絡める方法しか知らなかったのですが、山口さんに教わった料理方法は、これとは全く違う方向性でした。 私が作ったコゴミのパスタ。このコ
麦ライス(シェフ) @HG7654321 東京某レストランの料理長をする傍ら、麦ライス君(プロフィール画像の子)とXで活動してます🍚料理レシピ本出版中/大手企業様へのレシピ提供中。カンタン美味しいレシピに加えおすすめの食品や便利なキッチングッズを紹介🍙 アソシエイトプログラムに参加。レシピ開発/PR等お気軽にご相談ください📩 麦ライス(シェフ) @HG7654321 茄子の料理で油を抑えたい&時短したい人に教えたいテクニック🍆 ナスは炒める前に少量の塩と水を加えておくと加熱時間が何倍も短縮できて、あまり油を吸わなくなるのでヘルシーに炒めることができます。 #麦ライス pic.twitter.com/SG1KaoW1M1 2021-04-07 16:16:09
こんにちは、樋口直哉です。 作家として文章を書いたり、料理家として料理をつくることを仕事にしているせいか、時々「おいしい料理をつくるために一番、大事なことはなんですか?」と聞かれることがあります。 「上質な食材を選び、注意深く料理をすること」というような当たり前のアドバイスしかできませんが、強いてひとつだけ料理のポイントをあげるなら「塩を適切に使いこなすこと」になるでしょう。 塩は原始的な調味料で、ほぼすべての料理に使われます。人間には5つの基本的な味覚(塩味、甘味、苦味、酸味、うま味)がありますが、塩味を持つ物質は塩だけです。そして、塩はおいしくて、まずいもの。適切な量の塩を使えば料理はおいしくなりますが、入れ過ぎると食べられないからです。 塩には食べ物の風味を強くしたり、苦みを抑えたりする働きもあります。試しに苦いコーヒーに塩をひとつまみ入れてみると、苦みが緩和されることが実感できるで
「肉は肉屋で買うのが、いいよ」 …と、13文字で書けることを、長々と語りたいのが私です。 今年「財布を小さくしたら毎日が変わった」というnoteを更新してみたり、日々の暮らしの中での小さなライフハックをいろいろと研究している私。 そんな私が新たに見つけたライフハックが「肉を肉屋で買う」ということだ。お家の近くに贔屓の商店街や個人商店がある人からすれば「?」と思うことかもしれないけれど、何を隠そう、これまでの長い人生の中で、お肉屋さんでお肉を買うという経験が一度もなかった。私だけじゃないと信じたい。あと料理はそれなりにすることも言い訳しておきたい。 ただ、スーパーに行けばパックのお肉が売っていて便利だし、自分が何を作りたくて、そのためにはどれぐらいの分量のお肉が必要かというのはパックの大きさで目で見てざっくり判断するのが常識だった。それ以上のことは特に必要としていなかった。 「ハンバーグを家
リンク www.nihonshokken.co.jp 日本食研 商品情報 │ 業務用商品 唐揚げ粉販売日本一!日本食研の総合情報ページ。商品案内、毎月更新のコンテンツ、レシピ集など日本食研に関する情報をご紹介しています。 リンク 日本食研業務用ストア 本店 焼肉のたれ彩 2kg-日本食研業務用ストア 本店 プロも認めた! 『第5回業務用加工食品ヒット賞受賞!』 業務用加工食品ヒット賞とは、日本食糧新聞社様を中心とした各業界より選抜された委員会が決定する賞で、「プロが選ぶ、プロの味」です。 ここが違う!焼肉のたれ彩! 見栄え抜群! トッピング効果のある香辛料で(唐辛子・胡椒・マスタード・ごま)見栄えが抜群です! たれ1本にこれだけの粒々香辛料が入っています。 マスキング効果大! オニオン、胡椒、にんにく、ごまなどの香ばしさが食欲を増進させ、肉の臭みを取ってくれます。  
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