クジラやイルカはどうやって音でハンティングできるようになったか2016.08.31 21:317,523 Rina Fukazu こちらはエコーハンターという意味を持つ、古代の海の生きもの「Echovenator sandersi(エコーヴェナトル・サンデルシ)」を描いたイメージ。およそ2700万年前に生息していたとされるハクジラ類に分類される生きものです。 このエコーヴェナトル・サンデルシを手がかりに、どうやってクジラやイルカが海の世界で高周波や超音波をハンティングへ応用する能力へと進化させてきたのか、その過程を示す研究がニューヨーク工科大学とフランスにある国立自然史博物館の研究者たちによって先日発表されました。 2001年にサウスカロライナで発見された2700万年前の頭蓋骨を分析した結果、エコーヴェナトル・サンデルシは古代のイルカの親戚で、人間の可聴域を超える高周波を感知できたことが明