サイバーエージェントが2016年に立ち上げたインターネットテレビ局「AbemaTV」。藤田晋社長は17年9月期(16年10月~17年9月)を投資期と位置付け、1年間で200億円を投資すると発表した。同社の主力事業であるゲーム事業と広告事業が好調なうちに、“次の柱”を作ろうという考えだ。それから1年間、AbemaTVはどのように成長したのだろうか。 「僕の中では『なんとかなりそうだ』という手応えを感じている」――藤田社長は10月26日の決算会見でそう語った。スマートフォン広告やインフィード広告の成長、ゲーム事業の堅調な推移により、17年9月期の売上高は3713億円(前期比19.5%増)で過去最高に。宣言通りにAbemaTVへの積極投資を行ったため、営業利益は307億円(16.6%減)、純利益は40億円(70.4%減)となった。