トンネルをクルマで走っていると、オレンジ色の照明をよく見かけますが、近年は数を減らしているそうです。なぜあの色だったのでしょうか。 オレンジ色が採用されたワケ 高速道路などのトンネルでは、オレンジ色の照明を目にします。屋内ではあまりなじみのない色ですが、なぜトンネルではあの色が採用されているのでしょうか。 トンネル内のオレンジ色の照明には「低圧ナトリウムランプ」が使われている(画像:photolibrary)。 NEXCO中日本は、「オレンジ色の光は、ちりや排気ガスなどの影響を受けにくいため」と説明します。照明灯具は「低圧ナトリウムランプ」という、ガラス管にナトリウムの蒸気を封入したもので、トンネル内の照明として採用されたのは昭和30年代からだそうです。 一方で、オレンジ色の照明のなかでは、赤色のものが黒っぽく見えてしまうデメリットも。そのため消火栓は蛍光色の赤色で塗装され、赤色に見えるよ