◇W杯1次リーグB組 スペイン―オランダ(2014年6月13日 サルバドル) サッカーワールドカップ(W杯)第2日の13日(日本時間14日)の注目は前回大会決勝カードのスペイン―オランダ戦。サッカージャーナリスト粕谷秀樹氏に展望を聞いた。 【写真】練習で笑顔を見せるカシージャス 前回大会の決勝が再現されるのだから注目カードのひとつには違いない。しかし、オランダは苦戦必至であり、圧倒的な大差で敗れる危険性までもが浮上してきた。 オランダ守備陣はワールドカップの経験者が皆無。1対1の対応、スピード、カバリング、ラインコントロールなど、近代フットボールのDF陣に求められる要素を満たした者もだれひとりとしていない。従って、現世界チャンピオンのスペインに愚弄(ろう)されるケースも覚悟すべきだろう。ファンハール監督が自他ともに認める戦術家といっても、スペイン迎撃プランは構築するのは至難の業だ。そ