ソウルの現役日本人街は「二村」だがインパクト薄め ソウルには数多くの駐在員らが暮らす二村(イチョン、이촌)という街があります。このあたりには日本風の居酒屋や飲食店がちらほらあったりします。現在の「日本人街」というテーマであれば、本来はこちらを紹介すべきでしょう。 しかし韓国では、日本式の居酒屋が増え、日系チェーン店も続々と進出している昨今、「日本人街」が特別な存在とは思えません。さらに日本統治時代(1910~1945年)を経ているため、その当時、またはそれ以前に建てられた近代建築や、日本家屋のインパクトが圧倒的に強いのです。 朝鮮の開港と仁川に築かれた日本街 日本と朝鮮の歴史が大きく動いたのは1875年のこと。西欧列強が勢力を強めていたころ、それを打ち払おうと攘夷政策を行っていた朝鮮(1392~1910)でしたが、日本は黄海に軍艦を送りこみ、江華島に近づきます。朝鮮側は日本と知らずに砲撃し
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