最近、図書館に行って気が付いたことがある。この時期になると、図書館には必ずホームレスと思しき人が、開館とほぼ同時に涼みにやってくるのだ。冬場も同様に、暖を取りに来ていた。 ところが、おそらくはこの10年ぐらいだろう、こうした人たちは減り、現在ではほとんど見かけなくなった。いったい、ホームレスはどこに行ったのだろうか? 青森、秋田、山形、奈良、島根はホームレス「ゼロ」 厚生労働省が2017年5月23日に発表した「ホームレスの実態に関する全国調査」からも、ホームレスの減少は明らかだ。 ホームレスとは、「都市公園、河川、道路、駅舎、その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」と定義されているが、2013年調査では全国で8265人のホームレスがいた。 しかし、2017年調査では5534人(男性5168人、女性196人、不明170人)と、13年と比べて2731人(33%)も減少してい
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