鳥栖のスズメは黒スズメ――。「鉄道のまち」として栄えた古里の歴史を伝えようと、鳥栖市のJR鳥栖駅近くで美容室を営む松枝善晴さん(42)らのグループが、地元で活躍した268号蒸気機関車を主人公にした絵本「ちびすけふろやんとまっくろスズメ」を出版した。市内の小中学校や保育園、図書館などに計33冊を寄贈。売れ行きも好調で、シリーズ化を検討している。(杉尾毅) 268号は、かつて駅一帯にあった鳥栖機関区(車両基地)で構内作業用として活躍した。現存するのは全国でわずか2両しかなく、市重要文化財として鳥栖駅のそばに保存、展示されている。 駅前商店街で地域おこしに取り組む松枝さんは、郷土の歴史のシンボルとして268号に着目。昨夏、268の語呂合わせで「ふろやん」と名付け、主人公にした絵本を試験的に制作した。 保育園で勤務経験のある妻の加代子さん(35)が歴史的事実を踏まえてストーリーを刷新。文章は短く、
世界的人気のキャラクター、「クマのプーさん」が生まれ変わった! A. A. ミルンの児童文学『クマのプー』が、『カラフル』『ダイブ!!』シリーズなどの小説で知られる直木賞作家・森絵都氏の翻訳と、「コロボックル物語」シリーズで人気の村上勉氏の名挿絵でよみがえった。6月17日に角川文庫から装いも新たに発行され、Amazonや楽天などのネット書店では一時期品切れとなるなど、好評を博している。 『クマのプー』は、クマのぬいぐるみである「プー」と森の仲間たちとの楽しい日常を描き、ディズニー映画の基にもなった、世代を超えて読み継がれている英国児童文学だ。大人になってからも読み返すたびに、「プー」をめぐる人々の温かさや優しさを思い出すという人も多いだろう。 今回、角川文庫から出版された背景には、原作者A. A. ミルンの死去から60年が経過し、著作権の保護期間が切れたことがあげられる。出版社は常に、著作
1台のバスで何ができるか? オンライン古書店の大手「バリューブックス」が、小さな移動式本屋「ブックバス」を始める理由 2017.07.27 平川 友紀 平川 友紀 忘れられなかったり、何度も読み返したりする「大切な本」。 あまり本を読まないという人でも、そんな大切な一冊はあったりするのではないでしょうか。ちなみにその本とは、いったいどこで出会いましたか? 近所の本屋さんや古本屋、図書館や学校、友人宅の本棚…。よくよく見渡せば、日常のさまざまな場所に、本との出会いは溢れています。 しかし今、全国で1日に1軒のペースで新刊書店がなくなり、5分の1の自治体には、書店が1軒もないとさえ言われています。目当ての本はインターネットで気軽に購入できるようになりましたが、大切になるかもしれない本に出会える“偶然”の機会は減るばかり。子どもや高齢者など、インターネットを使わない人にとっては特に、本がどんどん
テヘランの中心部で、都市の娯楽・文化施設が設けられています。そのうちのひとつは、文化、書籍、学問に関するプロジェクトです。このプロジェクトは、長年に渡る計画の末に実現しました。テヘランの本の庭園は、世界最大の本屋です。 本の庭園は、テヘランのアッバースアーバード地区で開催されており、イランイスラム革命後最大の文化プロジェクトのひとつです。今月3日、ガーリーバーフ・テヘラン市長、ラーリージャーニー国会議長、その他、文化、芸術関係者の立会いのもとで開幕しました。 本の庭園は、今月3日、ガーリーバーフ・テヘラン市長、ラーリージャーニー国会議長、その他、文化、芸術関係者の立会いのもとで開幕しました。 テヘランの本の庭園は、東はイラン国立図書館、北東はペルシャ語・ペルシャ文学学院、北西は芸術ガーデン、西は聖なる防衛庭園博物館と接しています。本の庭園の広さは11万平方メートルです。そのうちの6万500
昭和7年に竣工、今も「白亜の殿堂」として地域に親しまれている大倉山記念館。企業家の大倉邦彦が研究所と付属図書館の創立を目的として建設した同館の新発見資料を中心に、8月2日(水)から企画展が開催される。 同館に併設されている財団法人大倉精神文化研究所では、創立者の大倉邦彦が大正時代末に設立を構想した時期から現在まで、同研究所の沿革に関わる数万点の資料を所蔵。現在もその調査と整理を続けているが、その過程でこれまで知られていなかった本館建設や研究所運営にまつわる新事実がいくつか明らかになったという。 そのひとつが「大倉山駅名変遷のいきさつ」。大倉山記念館の最寄駅である「大倉山駅」は、大倉が同館の設立を目的として東京急行電鉄の創始者である五島慶太から約一万坪の土地を購入した昭和3年頃、「太尾駅」という駅名であった。また、同館が建っている丘は「観音山」と呼ばれていたという。昭和6年に入り、大倉のもと
青山学院大学 青山学院大学が夏期休業期間中、相模原キャンパスの万代記念図書館を高校生・予備校生に開放 大学ニュース / 施設設備 / 地域貢献 2017.07.27 07:00 青山学院大学は夏期休業期間中の8月3日(木)~9月13日(水)まで、相模原キャンパス(神奈川県相模原市)の万代記念図書館を高校生および予備校生に学習場所として開放。約68万冊の蔵書を閲覧することができ、静かで眺望のよい閲覧席で緑豊かなキャンパスの風景を眺めながら勉強することができる。なお、土曜・日曜および8月中の水曜日と8月5日(土)~ 8月13日(日)は休館。 万代記念図書館は1階から3階までの吹き抜けを中心に、各階には閲覧席がゆったりと配置され、大きな窓から緑豊かなキャンパスの風景を眺めながら、落ち着いた雰囲気で利用することができる。 今年も青山学院大学は、同館を高校生および予備校生に学習場所として開放(※青山
2017年7月27日 京都外国語大学・京都外国語短期大学 「シェイクスピア全集」初版~第4版までを一堂に公開~京都外大未公開の資料を含め、稀覯書70点を東京で~ 京都外国語大学付属図書館並びに京都外国語短期大学付属図書館は、8月3日(木)から8日(火)までの6日間、東京日本橋の丸善ギャラリーで、『世界の軌跡を未来の英知に』と題した稀覯書(きこうしょ)展示会を開催します。第一部「世界の著名人の筆跡と書物」、第二部「書物の発達と各国の資料」の二部構成で、学園創立70周年にちなみ70点を公開します。(予定) 第一部は「国家指導者」「小説家」「日本研究者」など5つの分野に分かれ、米国初代大統領ジョージ・ワシントンの著作集や、戦国時代の日本でキリスト教を布教し貴重なこの時代の研究書となっている『日本史』を書いたポルトガル人宣教師ルイス・フロイスをはじめとして、ディドロとダランベール『百科全書』、アダ
国際子ども図書館の展示会セット「絵本で知る世界の国々―IFLAからのおくりもの」を活用した展覧会「絵本で知る世界の国々ー読んで旅する七大陸ー」展を開催している京都府立久美浜高等学校図書館が、世界の絵本を想像で翻訳した「想像翻訳」作品のコンテストを実施しています。 展覧会に先立ち、高校1年生を対象に行った図書館オリエンテーションにおいて、アラビア語やノルウェー語などの馴染みのない言語を含んだ絵本の、絵や色合いからストーリーを組み立て、作中のキャラクターの気持ちを想像して作成した「想像翻訳」作品のなかから優秀な24作品を選んで会場で展示しており、来場者の投票に基づいて最優秀作品が選出されます。 展覧会およびコンテストは、土・日を除く、2017年7月18日から8月1日まで開催されており、誰でも無料で観覧できます。 世界の絵本を“想像翻訳”! 優秀作品公開中(京都府立久美浜高等学校図書館,2017
大阪市立図書館は、2017年7月26日、大阪市立図書館デジタルアーカイブのオープンデータ利活用事例を紹介するページを公開しました。 同ページには、オープンデータ活用の事例を報告するためのフォームがあり、今後、活用事例について随時紹介していく予定とされています。 また、同館が実施した「デジタルアーカイブ オープンデータ画像人気コンテスト」投票作品の、投票作品のメタデータや画像や書誌のURLからなるオープンデータセットのダウンロードを可能としています。 大阪市立図書館は2017年3月から、著作権保護期間が満了したコレクションの画像などをクリエイティブ・コモンズのCC BYライセンスの条件のもと、オープンデータとして提供しています。 デジタルアーカイブ オープンデータ利活用事例の紹介ページができました(大阪市立図書館,2017/7/26) http://www.oml.city.osaka.lg
和歌山県立図書館が、2017年12月3日に「南葵音楽文庫閲覧室」をプレオープンすると発表しました。 読売日本交響楽団から和歌山県に寄託された西洋音楽関連資料コレクション「南葵音楽文庫」のうち、整理が終了した資料が、順次、同文庫閲覧室で公開されます。 また、閲覧室入り口の展示ケースで関連資料を紹介するとともに、プレオープン記念として、演奏会、講演会も開催されます。 その他、2017年12月9日から毎週土曜日、同文庫の資料や歴史にまつわる30分程度のミニレクチャー「南葵ミニレクチャー」が行なわれるほか、定期講座の開催も予定されています。 関連して、2017年12月3日から2019年1月21日まで、和歌山県立博物館において、企画展「南葵音楽文庫 音楽の殿様・頼貞の楽譜コレクション」 が開催され、ベートーヴェンの自筆楽譜など資料約100点が展示されるとともに、2017年12月6日には、和歌山県民文
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