「海沿いに住んでいるおじいさんがほろりと泣く、自分が出さないと世に出ない、素晴らしい人の生き様を伝える」-。国立市の落合加依子さん(30)は、そんな本を作るために、たった一人で出版社「小鳥書房」(同市)を経営する。 「たった一人の誰かのための出版社」を目指し、二〇一七年に独立。初めて取材したのは、非行から子どもたちを守るために約四十年、食事を提供している広島市の中本忠子(ちかこ)さんだった。中本さんを「ばっちゃん」と慕う子どもたちは三百人以上。最近はテレビなどで取り上げられて知名度が上がっているが、当時は知る人ぞ知る存在で、小さな出版社が本にするには大きなリスクだった。それでも「私が出さないと」と出版を決断した。
「School e-Library」のイメージ全国の教科書供給会社29社からなるeライブラリー有限責任事業組合は10月18日、小・中・高校向けの電子書籍の定額制読者サービス「School e-Library」を2019年4月から開始すると発表した。出版社と提携し、常時1000冊の電子書籍を提供する。 サービスを利用する学校は電子書籍閲覧のための使用料として、年額2万8800円を支払う。学校に41個のIDを提供し、授業で1クラスが同時に電子書籍を読めるようにする。出版社は現在、▽岩波書店▽偕成社▽学研プラス▽河出書房新社▽講談社▽集英社▽フレーベル館▽ポプラ社――の8社が参加する。電子書籍のラインアップは3~6カ月単位で入れ替える。最新刊からロングセラーまで、児童生徒が学校で読むのにふさわしいと考える書籍を各社が選び抜き、提供する。 アプリのダウンロードなどは不要。よく読まれている書籍などの
鹿児島県指宿市で指定管理者として図書館を運営するNPO法人「本と人とをつなぐ『そらまめの会』」が21日、移動図書館車で地震や豪雨の被災地を巡る旅に出発する。全国約10か所で読み聞かせなどを行い、本の楽しさを多くの人に伝える。 そらまめの会は昨年、図書館に来られない人に本を届けようと、インターネットで資金を募るクラウドファンディングで移動図書館車を購入。「ブックカフェ号そらまMEN」と名付け、今春から運行を始めた。約500冊の図書のほか、コーヒーセットや椅子、テーブルなどを積み、JR指宿駅前でブックカフェを開くなどの活動を続けている。 市立指宿図書館長も務める下吹越かおる理事長(56)は、移動図書館車を購入した目的の一つに「被災地訪問」を挙げていた。今回、30日から横浜市のパシフィコ横浜で開かれる「図書館総合展」に招かれたのをきっかけに、ブックカフェ号で各地の被災地に立ち寄る計画を立てた。
兵庫県伊丹市立図書館ことば蔵(宮ノ前3)は、みなと銀行伊丹支店と共同で、読んだ本の書名などを記録する「読書通帳」を配布している。12月28日までに読書した40冊分が“貯まる”と、同支店から地元のスーパーなどで使えるギフト券が贈られる。 同館の来館者数は増加傾向にあるが本の貸出冊数は横ばいといい、読書の秋に本に親しんでもらおうと企画された。伊丹市に在勤、在学か、三田市を含む阪神間7市1町の在住者を対象に300冊を用意し、無料で配る。 通帳は2つ折りで、みなと銀行の実際の通帳と同じサイズ。書名と、読み始めた日付が記載でき、子どもも利用しやすいように説明書きの漢字は全て読み仮名が振られている。 同館の綾野昌幸館長は「文庫や絵本など何でも大丈夫。この機会に新たな本に出会ってほしい」と話していた。(竜門和諒)
県内の市では唯一、鉄道が通っていない富里市に約百年前、レール幅の狭い軽便(けいべん)鉄道が走っていたことを紹介する企画展「富里にも鉄道があった~幻のぽっぽ~」が、市立図書館で開かれている。地元の鉄道愛好家グループ「軽便鉄道を考える会 in 富里」の研究成果が展示の中心で、県立図書館三館から取り寄せた二十冊余りの関連書籍もそろえた。 (小沢伸介) 富里市は北側の成田市を走る京成本線とJR成田線、南側の八街市を走るJR総武本線に挟まれるように位置している。京成本線の線路は、富里市日吉倉から数十メートル先の成田市内を通っており、メンバーで潮音寺住職の立花雅幸さん(59)は「本当にギリギリ外れていて、悔しい思いをしているんです」と話す。 だが、一九一四(大正三)年から四〇(昭和十五)年まで、当時の富里村を縦断する「軽便鉄道八街支線」が存在した歴史がある。幅六百ミリの日本一狭い軌道で、蒸気機関車に客
2018年10月21日、千葉県立中央図書館児童資料室で、点訳絵本や大活字本のコーナーを改装し「りんごの棚」を設置したことが発表されています。 この「りんごの棚」には、点訳絵本やさわる絵本、LLブックといったバリアフリーに配慮された資料が集められています。 中央図書館児童資料室に「りんごの棚」を設置しました(千葉県立図書館, 2018/10/21) http://www.library.pref.chiba.lg.jp/information/central/post_271.html りんごの棚 特別なニーズのある子どものためのコーナー(千葉県立中央図書館児童資料室 こどものページ) http://www.library.pref.chiba.lg.jp/kids/ringoshelf.html 参考: E1849 – 川越市立高階図書館における「りんごの棚」への取り組み カレントアウェア
平素より株式会社長野日報社のホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、弊社ホームページを2024年4月15日(月)にリニューアルいたしました。 より使いやすいホームページを目指して、デザインとページの構成を見直しました。 これからもコンテンツの拡充を図りつつ、お客様に有益な情報を発信してまいります。 今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
来年度末に予定されている富山市の路面電車の南北接続に向け、魅力を知ってもらおうと、同市西町の市立図書館5階に常設の「路面電車コーナー」が設置された。 JR富山港線廃線後、富山ライトレールの完成までを記録した「富山ライトレールの誕生」(2007年)から、昭和20~30年代に全国各地を走っていた路面電…
さいたま市教育委員会は、来年2月頃から市内を巡回する新しい移動図書館車の愛称を募集している。市内の小中高生が主な対象で、11月15日まで。 移動図書館車は同市西区の小山本家酒造が創業210周年を記念し、7月に市へ寄贈。現在の「宝くじ号」に代わり、約3500冊を積んで図書館と離れている自治会館や団地などを回る。市内の各図書館長らで構成する委員会が、応募された案の中から愛称を選んで決める。 応募は市ホームページ(http://www.city.saitama.jp)で申し込むか、はがきに愛称やその愛称にした理由、住所、氏名、電話番号、学校名を記入し、市立中央図書館(〒330・0055 さいたま市浦和区東高砂町11の1)へ郵送する。問い合わせは同図書館管理課(048・871・2172)へ。
現図書館は、1967年に建てられた旧土佐山田郵便局を改装して1998年に開館した。老化朽による問題が深刻化し、蔵書の収蔵スペースや駐車スペースの不足などの問題も含め、市民からの意見を取り入れながら、施設内容や運営についての検討を重ねてきた。 プロポーザルでは、第二次審査以降の審査を審査委員会が担当し、第二次審査で選定された5者を対象にプレゼンテーションとヒアリングによる第三次審査を実施。各審査委員が各者の技術提案などに1位から5位の順位を付け、「1位獲得数」と「順位を得点化して合計」する2通りの集計をし、その結果を確認して協議のうえ、最優秀者と次点者を決定した。第三次審査の対象者には、NASCA(ナスカ、東京都新宿区)・細木建築研究所(高知市)JVや隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)なども名を連ねた。
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