「デートはサンプラザ」「浪江駅には特急が止まる」。浪江町出身の妻由起子さん(58)との思い出を落語にした「浪江ラブストーリー」が得意の創作落語。古典も含め150以上のネタを持つアマチュア落語家として、県内各地に笑いを届ける。 「初めての高座で笑ってもらえたことはうれしかった」。うまく笑いを取れないこともあるというが、来場者の笑顔が忘れられない。広島県出身。転勤族で全国各地を巡っていたが、落語を始めたのは45歳で、大阪にいた時だ。落語は聞くことも好きだったため、由起子さんから「やってみたら」と背中を押され、アマチュア寄席を開いていたグループ「噺の会じゅげむ」に入会し、腕を磨いた。 震災後の2016(平成28)年、落語仲間と共に、避難者が暮らす福島市や二本松市の仮設住宅を訪れネタを披露し、勇気づけた。中には「仮設に来て、初めて笑った」と言う人もいた。 「被災した福島の人たちに笑顔になってほしい
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