◇脅迫文送付先70社のホームページを分析 人気漫画「黒子(くろこ)のバスケ」を巡る連続脅迫事件で、警視庁捜査1課が、脅迫文が送られたイベント会社など約70社のホームページ(HP)の閲覧記録から容疑者が大阪周辺にいるのを割り出していたことが捜査関係者への取材で分かった。43億件以上にのぼるアクセスログ(接続記録)を分析したところ、大阪市のネットカフェから何度もHPにアクセスした人物がいることが判明し、張り込みなどから大阪市東成区の派遣社員、渡辺博史(ひろふみ)容疑者(36)=威力業務妨害容疑で逮捕=を突き止めた。 捜査関係者によると、同課は容疑者が漫画関連のイベントの日程などをネットで調べている可能性に着目。イベント中止などを求める手紙が届き始めた昨年10月以降全国の約70社から、約43億4900万件にのぼるログの提供を受け、共通して接続しているIPアドレス(ネット上の住所)がないかどうか調