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ブックマーク / www.honsagashi.net (1)

  • 芥川賞受賞の小山田浩子『穴』を読了。何が書いてあるのかわからない、不思議な小説だった。

    金曜日の夜にamazonから届いているのを確認し、少しずつ読んで、日曜日の午後の先ほど読了した。100ページ弱の作品なのに、なんだか思ったより読むのに時間がかかってしまった。 読みにくいかというと、そんなことはない。むしろ、するする読める。引っ越してからの田舎の自然描写が素敵で、ああこういう周囲の風景はいいなあと思う。 ただ、読んでいて、妙に現実感が薄いのがなんだか気がかりと言えば気がかりだ。 いかはネタバレと言えばネタバレなのだが、読んでも何が書いてあるのかはあまりよくわからないかもしれない。 最初しばらくの間は、出てくる人物がみな向後つぐおさんのマンガ『茗荷谷 なみだ坂診療所』の登場人物の絵で動き回っているイメージがぬぐえず、なんだかよくわからなかった。 派遣社員でフルに働いているのに給料は正社員より全然安く、ボーナスは10分の1の寸志。その仕事をやめて、夫の実家の横の借家に家賃なしで

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