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ブックマーク / vobo.jp (3)

  • 須長史生 ~コイトゥス再考#25~ ハゲ学のススメ・前編 「なぜハゲを隠したらいけないのか」

    2012年4月18日。その日、世界中の悩める男たちが歓喜に沸いた。 〈東京理大チーム、毛の生える幹細胞移植で無毛マウスが発毛〉 報道が伝えるところによれば「東京理科大学などの研究チームが、マウスを使った実験において幹細胞の培養による毛包の移植が成功したことを、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した」とのこと。幹細胞、毛包と、見慣れぬタームが並んでいるが、要するに、往古の昔より男たちが抱き続けてきた積年の悲願「ハゲの完全克服」を可能とする技術が、満を持して誕生したということだ。 研究チームは10年程度を目標に人への応用も実現したいと話しており、また大々的に報じられた背中に毛を生やした無毛マウスの写真を見るに及んでも、期待値はかなり高い。神が人に与えし「ハゲ」というスティグマは、とうとう科学の叡智によって超克可能なものとなりつつあるのだ。 ……と、やや前のめりに語ってきたが、欄は

    tsfmysd
    tsfmysd 2013/09/13
    いやあ、かなり勉強になった。
  • 須長史生 ~コイトゥス再考#25~ ハゲ学のススメ・前編 「なぜハゲを隠したらいけないのか」2

    <<前に戻る ■ 「ハゲ」と「からかい」と「存在証明」 ―『ハゲを生きる』においては、実際のハゲ男性を対象に行われたインタビューなども掲載されていますが、これらのリサーチを経ることによって、「ハゲ」に対する印象の変化などはありましたか? 須長 まず僕の方に思い込みがあったことを言わねばなりません。それは「差別されている人というのは、差別されることに敏感であって、マイノリティに寛容である」というものでした。つまり、「ハゲ」でつらい思いをしてきた人は他の「ハゲ」に対して寛容である、あるいはもっと広げて色んな差別に対して思いやりがある、と思っていたんですね。しかし、実際に「ハゲ」の方へのインタビューを進める中で、他の「ハゲ」の男性についての考えを聞くと、けっこう敷居が高いと言いますか、要するに寛容ではないんです。例えばカツラであったり、バーコード頭にすることについても「そんなものはだめだ」という

    tsfmysd
    tsfmysd 2013/09/13
    いやあ、かなりべんきょになった。
  • 宮台真司 -コイトゥス再考- 泥沼のマスキュリニティ

    巷間しばしば耳にする「最近の若い男は男らしくない」といった類いの言葉は、つとにご存知の通り、今日、初めて語られだしたものではない。この手の言説は戦後一貫して、間断なく、再生産され続けており、あるいは「男らしくない」という語りは、歳上の男が歳下の男を揶揄する際の、一つのクリシェであるとさえ言える。ただし、この点を差し引いてなお、昨今の若い男は、どうやら例外的に「男らしく」なくなっているようなのだ。 日における男性学の草分けである伊藤公雄氏によれば、近代的な「男らしさ」とは「権力志向・優越志向・所有志向」という三つの志向によって特徴づけられると言う。同時に伊藤氏は、近代以降の社会の歪みの大部分が、この「男らしさ」に起因するものだと指摘する。極端な物言いにも思えるが、その主張にはなかなかに説得力がある。男たちは「男らしさ」のために、もがき、苦悩し、傷付け、また傷付けられてきた。より直裁に言うと

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