平成18年1月19日 於:日本記者クラブ (英語版はこちら) 本日は、ODAの話をします。我が国が外国向けに、色々している経済協力の話です。 ちょうど今、ODAのあり方が盛んに議論されています。政府というものを努めて小さくしようという風潮の中、世間はODA政策について厳しく見ています。 無駄がありはしないか。費用対効果はシビアに考えてやっているか。そもそもODAとは誰のため、何のためにするものなのか。それから実施態勢は、今のままでいいのか。 ODAの中心的な役割を担っている役所の大臣として、先に結論を言っておきますが、私としては、「安全保障会議」のような仕組みを、ODAについても作れないかと思っています。 総理に直属し、国防の重要事項を審議するのが安保会議です。ODAに関する戦略について、同じように総理の下で審議する仕組みを作るという案はどうだろうか。 と言いますのも、ODAとはまったくも