印刷 関連トピックス台風奈良県十津川村長殿地区で確認された土砂ダム=5日午後4時ごろ、朝日新聞社ヘリから、多知川節子撮影 台風12号による豪雨で崩れた土砂が川をせき止めてできる土砂ダム(天然ダム)が、奈良、和歌山両県の3カ所で確認された。決壊すれば下流で二次被害が出るおそれがあり、自治体が一部の住民に避難を呼びかけている。 奈良県十津川村の長殿地区では、山から崩落した大量の土砂が十津川の支流をせき止め、高さ約80メートルのダムができた。県警が5日発見した。県によると、下流域の住民に避難を呼びかけ、高台に避難しているという。 朝日新聞社ヘリから確認したところ、山が山頂付近から高さ約400メートル、幅200メートルにわたってえぐりとられていた。土砂は完全に支流をせき止め、幅100メートル、奥行き200メートルの範囲で褐色の水がたまっていた。 関連リンク平野防災相が和歌山県入り 台風12号