bookとphenomenologyに関するtsuka_ryoのブックマーク (9)

  • 門脇俊介『フッサール』 - logical cypher scape2

    フッサールについては、元々あまりしっているわけではないが、これを読んでフッサールのイメージが変わったかもしれない*1。 というか、おそらく著者自身が、今まであまり言われてなかったフッサール像を出そうとしたのかな、と思う。 筆者は、フッサールには3つの側面があるという。(1)基礎付け主義者(2)生の哲学者(3)反自然主義者の3つであり、ここでは特に3番目の姿に着目する。 まず、最初に心の哲学の話から始まる。心の哲学について、クオリアに着目する立場と志向性に着目する立場のふたつに分類した上で、フッサールが心の哲学の反自然主義立場の出発点である志向性理論の推進者だったと述べる。 そして、20世紀に起こった表象主義の転換との関わりも見て取る。 人間が表象によって世界をあらわすとは一体どういうことなのか、というのが哲学において長く論じられたことだが、近代においては、心の中の観念(表象)と世界との関係

    門脇俊介『フッサール』 - logical cypher scape2
  • 倫理の他者 - 株式会社 勁草書房

  • 【刊行】池田喬『ハイデガー 存在と行為』 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy

    UTCP特任研究員の池田喬さんの著書『ハイデガー 存在と行為』が創文社から出版されました。 出版社のホームページはこちら。 【書カバーより】 ハイデガーの『存在と時間』は存在論の書物である。では、『存在と時間』のよく知られた、〈大工職人がハンマーをふるう仕方や、人が生きていく上で下す選択のようなものを分析すること〉が、なぜ存在論をやっていることになるのか。書は、ハイデガーの読者を悩まし続けながらもこれまで明確な答えの出ていない上述の問いに、『存在と時間』における「存在と行為」の内的連関を解き明かすことで答える。アリストテレス実践哲学、カント倫理学、フッサール現象学とハイデガー存在論の関係を文献的に明らかにする中で炙り出される「存在と行為」の連関は、さらに、現代の行為論や倫理学の一般的文脈の中へ展開されていく。実在、行為、道徳性、死、幸福といった哲学の中心問題とハイデガー存在論の関係から

    【刊行】池田喬『ハイデガー 存在と行為』 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy
  • 門脇俊介『破壊と構築―ハイデガー哲学の二つの位相』(東京大学出版会、2010): temporalia

    ◆門脇俊介『破壊と構築―ハイデガー哲学の二つの位相』(東京大学出版会、2010) 【目次】 第I部 破壊としての存在論と哲学の新しいボキャブラリー 第1章 哲学の新しいボキャブラリーの創出(1994) 1 ハイデガーと存在論 2 体系的哲学と啓発的哲学――ローティの区別 3 『存在と時間』の存在論の体系的位置価 4 「可能性の制約」という考え方 第2章 存在の物語、志向性の物語――『存在と時間』の二つの顔(1992) 1 オイディプス王の「悲劇」 2 『存在と時間』の二重性 3 『存在と時間』における志向性概念についての諸研究 第II部 認知科学とテクノロジーとの対話 第3章 ハイデガーと認知科学(2002) 1 ハイデガー――哲学的大言壮語か、それとも? 2 メタファー系としての認知科学 3 存在論のメタファー系の転換――周縁から中心へ 4 認知科学批判から

  • Mind, Reason, and Being-in-the-World: The McDowell-Dreyfus Debate

  • 門脇俊介(1986)「現象学における「動機付け」の概念」 - 2005-03-01 - 呂律 / a mode distinction

    。 門脇俊介、「現象学における「動機付け」の概念」、山形大学紀要(人文科学)、vol.11-2(1986) よい論文をご教示いただいた。感謝感謝>faaさん まず フッサールの「動機付け」に関する議論を ついで それがアンスコムのものと同工であることを それぞれ確認したあと、そこから振り返って改めて フッサールの動機付け理論の展開可能性を 探っていこうとするもの。この議論は後に、この↓でさらに展開されているが、 理由の空間の現象学―表象的志向性批判 作者: 門脇俊介出版社/メーカー: 創文社発売日: 2002/02メディア: 単行この商品を含むブログ (13件) を見るそちらのほうは、アンスコム v.s デイヴィッドソン(〜動機 v.s 因果)の検討を介して さらに遠くにいこうとしているものなので、ハナシはそれなりに込み入っていて その方面の議論にあまり馴染みのない私にはけっこうむ

    門脇俊介(1986)「現象学における「動機付け」の概念」 - 2005-03-01 - 呂律 / a mode distinction
    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/01/10
    『社会的システムたち』(のコミュニケーションの章)のなかでルーマンは、フッサールのその議論をデリダに抗して擁護する*1趣旨の発言をしている
  • お探しのページが見つかりません - 株式会社 勁草書房

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/01/06
    フッサール、メルロ=ポンティ、ベルクソン、ミシェル・アンリといった二〇世紀を代表する哲学者たちは、「経験」という私たちの生にとって最も本質的な問題をどのように論じてきたのか
  • エトムント・フッサール『イデーン III』 - みすず書房

    現象学的還元とノエシス・ノエマ的構造を論じた第I巻、真なる現実の構成、世界定立の解明に向けた分析がなされる第II巻につづいて、この第III巻「現象学と、諸学問の基礎」では、現象学が他の諸学問に対してもつ、独自の超越論的な位置づけが解明される。 「現象学的な諸分析は、一方において、直観的な質分析の諸部分に即しながら、探求されている諸成果の方法と様式を例示したわけであったが、しかし他方において、それらの現象学的な諸分析は同時に、相互に噛み合ったかたちで土台づけられている実在性の諸範疇であるところの、物質と、身体と、心と、心的自我といったものの質を、その根元源泉から汲み取り、したがって、それらに対応する諸学問の区域のそのようにして規定された原的な意味を把捉することにも役立ったのであった。(…)その結果、こうした諸学問の方法の原理的特有性が規定されることになり、たとえば、どれほどまで、物理的‐

    エトムント・フッサール『イデーン III』 - みすず書房
  • モハンティ『フッサールとフレーゲ』流し読み - 2007-04-01 - 呂律 / a mode distinction

    【( ´∀`)著者さんと】【語ろう(°∀°)】シリーズ。 ※モハンティさんと語るわけではありません。仕方がないのでもういちどこっち。 フッサールとフレーゲ 作者: J.N.モハンティ,貫成人出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1991/02/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (8件) を見る 何度読んでも途中で訳語のお約束を忘れてしまいわけわかんなくなりがちなのでまとめておく。 ■訳者まえがき。 英訳(固有名)(概念語、文)(作用、ノエマ) フッサールSinn, Bedeutungsense (meaning)意味意義意味 Gegenstandreference / referent指示対象指示対象指示対象 フレーゲSinnsence (meaning)意義意義 Bedeutungreference / referent意味意味 ■モハンティ自身

    モハンティ『フッサールとフレーゲ』流し読み - 2007-04-01 - 呂律 / a mode distinction
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