logicに関するtsuka_ryoのブックマーク (18)

  • Daily Life:演繹と帰納についてのノート

    July 09, 2015 演繹と帰納についてのノート 以前他の分野の研究者の方と仕事をしていて、演繹というのを「普遍命題から個別命題を導く推論」と理解している方がいて、現代ではその意味で演繹を使うことはまずないです、とコメントしたことがある。しかしそういえば、演繹と帰納という言葉の用法はどのように変遷してきているのか、調べたことはなかった。今後綿密な調査は必要になると思うがとりあえず目立つものをならべておく。(数学的帰納法についてベインとサモンの項及び結論部分に追記しました。誤記をいくつか修正しました) (1) Mill, J.S.  Systems of Logic (1843) 英米の科学方法論の教科書として19世紀には非常に大きな影響力を持った。ただし、演繹と帰納の関係についてのミルの解釈は独特で、あらゆる推論は帰納であると主張して論争をまきおこした。「演繹」と「帰納」という言葉

  • 心の科学 vs フレーゲ Daston and Galison (2007) - えめばら園

    Objectivity (Zone Books) 作者: Lorraine Daston,Peter Galison出版社/メーカー: Zone Books発売日: 2010/11/05メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る Daston, L., and Galison, P. (2007). Objectivity. New York, NY: Zone Books. 第一章 目の認識論 第五章 構造的客観性( 1←いまここ / 2 / 3 ) 【まとめ】 19世紀後半、生理学と心理学は主観を経験的に探求し始めた! すると、感覚、知覚、推論、論理などに個人差があることがわかってしまった…… また歴史や人類学も、時代や文化ごとに精神生活のあり方が異なると示していた。だがそうだとすると、科学そのものも「万人に伝達できる」ようなものでは

    心の科学 vs フレーゲ Daston and Galison (2007) - えめばら園
    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2015/06/14
    __論理や数学は__全ての思考者にとって共通のもの、客観的なものであるはずだ。だから経験的なアプローチはおかしい!
  • 一階述語論理と集合論は循環している?

    お久しぶりです。このブログ、一年近く放ってありましたが、久々の恒真…もとい更新です。今日は、先日見つけた論理学ネタについて。 一階述語論理と集合論は循環していませんか? 一階述語論理の意味論には集合概念が使われていて集合論の公理は述語論理で記述されているように感じるのですが、これは卵が先か鶏が先かの構造になっていないのでしょうか。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13108980443 この問題は、質問者自身が言っているようにもちろん擬似問題ではあり、循環はしていないのですが、いい点に気が付いたな、と思います。これは、実は昔から論理学を学ぶ良くできる学生は必ず一度は悩むと言われている問題なのです(ちなみに僕は良くできる学生ではなかったので、自分では気がつきませんでした)。 この質問は、形式的な論理学に関し多く

  • オンラインで入手できる数理論理学・数学基礎論のテキスト

    オンラインで入手できる数理論理学・数学基礎論のテキスト 数理論理学、数学基礎論の教科書的に使えるテキスト(講義ノート、サーヴェイ、モノグラフ等)のうち、オンラインで入手できるものを集めました。 入門的概説 論理一般 高階論理と型理論 直観主義論理 コンビネータとラムダ計算 時相論理および時制論理 様相論理 適切さの論理 自然言語の論理 空間論理 モデル理論 安定性理論 無限論理 計算可能性理論および再帰理論 集合論 pcf理論 記述集合論 実数の集合論 選択公理 強制法と内部モデル 連続体仮説 NF 証明論と構成的数学 順序数解析 算術の体系と不完全性 証明可能性論理 線形論理 構成的数学 代数的論理と圏論 ブール代数 普遍代数 量子論理 圏論 歴史 入門的概説 [▲] 加茂静夫,「数理論理学(命題論理と述語論理)」.[PDF] 嘉田勝,「数理論理学 講義ノート(2013年度版)」. St

  • 新井 敏康 (Toshiyasu Arai) - 資料公開 - researchmap

    A lecture notes for a mini-course in Department of Mathematics, Ghent University, 13 Mar.-25 Mar. 2023.

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2012/01/13
    「数学基礎論」(岩波書店)正誤表
  • 論理かるた - 言語ゲーム

    今日は証明するカードについて書きます。証明というとなんだか人間にも難しく、機械にやらすには高度な人工知能が必要だと思うでしょう。しかしコンピュータも電気も不要です。なんとこのカードは並べるだけで証明ができてしまうのです!とりあえずどんなのか見てみましょう。 自分でやりたい人は logiccard.pdflogiccard2.pdf をダウンロードして名刺用紙に印刷してください。用紙のサイズが合わない時は logiccard.svglogiccard2.svgイラストレータや Inkscape で編集するといいと思います。 このように印刷して、灰色の部分をポンチで穴を開けます。ホッチキス式のポンチではカード中ほどの穴に届かないので、その場合は手芸用のポンチを使うと良いです。 するとこのような謎めいたカードが出来上がります。 それぞれのカードはベン図になっています。穴の開いてい

    論理かるた - 言語ゲーム
  • Miura Toshihiko's page: 知の先端18人:ソール・クリプキ

    三浦俊彦「(知の先端の18人)ソール・クリプキ」 『大航海』1999年6月号 pp.132-137. *ソール・クリプキ(Saul A. Kripke, 1940〜 ) クリプキの代表作(邦訳) ・『名指しと必然性』(八木沢敬・野家啓一共訳: 産業図書、1985年) ・『ウィトゲンシュタインのパラドクス』(黒崎宏訳: 産業図書、1983年) ・「話し手の指示と意味論的指示」(『現代思想』1995年4月号所収) 様相論理学と可能世界 二十世紀の全哲学者について、その思想内容の深遠さを分子に、思想表現の難解さを分母にとったいわば「思想的価値係数」を算出したならば、ソール・クリプキはまず間違いなく、第一位かその近辺にくるのではなかろうか。少なくとも英語圏に限ってみると、クリプキの論説のわかりやすさは群を抜いている。文章が流麗なだけでなく、論証過程も定理の証明さながら整然とし、いかな

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/08/16
    "クリプキは、気質的にも理論的にも、世間で評価されるより遥かにラッセルに近しい位置に立っているのである。"
  • ゲーデルの定理 | 利用と誤用の不完全ガイド | みすず書房

    20世紀最大の学術的発見のひとつであるゲーデルの不完全性定理は、「汲めども尽きぬ知的濫用の泉である」とも言われる。あらゆる分野で引用され、しかもその大半が定理の使い方を誤っているからだ。 書はそんな偉大な定理のユニークな解説書。「革命」ばかりが語られてきた不完全性定理について、定理としての醍醐味を語る。ゲーデル、チューリングをはじめとする驚くべき頭脳がシステムの性質を探る、創造性あふれる営みを垣間見る旅。しかも数々の誤用例を素材に、ゲーデルの定理では言えない(……)ことまでを徹底的に点検し、定理の射程を明らかにしている。 認知科学、物理学、神学、ポストモダン批評など、思いつくかぎりの分野から誤用・誤解の事例がとりあげられている。誰もが陥りやすい錯覚や、緻密な考察の末の誤りも多く、著名な科学者の文章でさえ例に漏れない。同じ轍を踏まないためにもゲーデルの定理を引用する際にはとりわけ必読の書で

    ゲーデルの定理 | 利用と誤用の不完全ガイド | みすず書房
  • 応用哲学会・非古典論理セミナー

    Yuko Murakami @yukoim 3時間×2セッション×3日。テキストは An Introduction to Non-Normal Logic, 2nd ed. http://www.cambridge.org/catalogue/catalogue.asp?isbn=9780511389535 2010-02-15 10:04:17 Yuko Murakami @yukoim 基的に授業2時間日人チューターの説明・演習1時間だが、初日に限ってはinteractive。初めての試みのため受講者のバックグラウンドを探る必要あり。 2010-02-15 10:06:59 Yuko Murakami @yukoim 参加者は学生だけではなくて、かなりいろいろ。最初に自己紹介から。所属、専門、論理学のバックグラウンド(特にタブローシステムに親しんでいるか)、参加理由。Grahamは

    応用哲学会・非古典論理セミナー
  • Sugaku no logic to shugoron

    培風館 (2003年12月発行, 2009年10月初版第4刷発行).ISBN 4-563-00337-9. 出版社による書の紹介は ここ をクリック. 高校レベルのおさらいから始め,素朴集合論から公理的集合論への橋渡しをします. 注.ここで素朴集合論とは,内田伏一「集合と位相 (数学シリーズ) 」裳華房(1986),松坂和夫「集合・位相入門」岩波(1989)などで紹介されている集合論を指します.主に19世紀後半のカントールの集合論から,20世紀初頭のツェルメロの選択公理までの範囲に相当します.大学の数学科では通常,1,2年生の科目です.また,ここで公理的集合論とは,キューネン(藤田博司 訳)「集合論―独立性証明への案内」のレベルの集合論を指します.ゲーデル,コーエンとその後(20世紀中盤以降)を扱います. 初版第1刷(2003.12.17 発行)正誤表(2010/11/ 5). 初版第2

  • semiotics

    はじめに この記事はWikipedia の Semioticsの翻訳である。論理学の完全性の問題が syntax と semantics の問題としてとらえると分かりやすいが、一体どこから出てきた言葉なのだろうと探していたらここにたどり着いた。 論理学の場合、syntax(統辞論) は記号論理学の文法規則と推論規則を示し、semantics (意味論)は命題論理学の真理値や形式的体系の命題に対するタルスキーの定義した真理概念や、形式的体系のモデルを指す。 これらの用語を使うと、ヒルベルトが形式的体系について述べた「点が椅子で、線が机でも構わない。」と言う言葉は、数学を syntax (文法規則)で一元的に構築しようという試みだった事が分かる。数学質は論理的演繹という文法規則であり、個々の命題の semantics (意味論) は派生的なものでしかないという考え方である。 命題の証明可能

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/01/26
    Wikipedia の Semiotics(記号論)の翻訳 semantics, syntactics, pragmatics を使い始めたのは、アメリカの哲学者 Charles W. Morris である
  • 津留竜馬「真理の理論――タルスキとクリプキ――」(1): 分析哲学書評

    津留竜馬「真理の理論――タルスキとクリプキ――」(『岩波講座 哲学〈3〉言語/思考の哲学』 岩波書店2009年p. 43-61) 内容 はじめに 一 タルスキの真理定義 二 タルスキからクリプキへ 三 クリプキの理論 おわりに 要約 論文は、タルスキの真理の理論とクリプキの真理の理論の平易な紹介である。 関連文献 Alfred Tarski, “The concept of truth in formalized languages”, in his Logic, Semantics, Metamathematics: Papers from 1923 to 1938 second edition, Hacket, 1983. Alfred Tarski, “The semantic conception of truth and the foundations of semantics

  • ゲーデルと20世紀の論理学【全4巻】:シリーズ・講座:東京大学出版会

    ゲーデルと20世紀の 論理学 ( ロジック ) [全4巻] 第1巻 ゲーデルの20世紀  [執筆者]田中一之/田中尚夫/鈴木登志雄/飯田隆/竹内外史/八杉満利子 19世紀中葉まで時代の動きに取り残され,中世スコラ学の形骸と化していた論理学は,ブール,フレーゲら数学者たちの突然の参入によって,見事な復興をとげた.そして20世紀.ゲーデルを筆頭に,個性豊かで才気煥発な数学者や哲学者たちがつぎつぎと壇上に現れた.彼らはしのぎを削って優れた技法を開発し,ドグマをぶつけ合って思考を深化させ,高度な学問領域としての「ロジック」を形成していった.巻では,日を代表するロジシャンたちが,自らの体験を踏まえ,20世紀のロジックの生きた姿を語る.  第2巻 完全性定理とモデル理論  [執筆者]田中一之/坪井明人/野和幸 ゲーデルが最初に証明した重要定理は,1階述語論理の完全性である.この定理は,

  • アラン・チューリングとウィトゲンシュタインの討論 - HODGE'S PARROT

    デイヴィッド・レーヴィットがアラン・チューリングに関するを出版するということなので──Gay by Gay なので──期待して待つことにしよう、と星野力『甦るチューリング』を再読……いや読み飛ばした。 (Andrew Hodges の "ALAN TURING: THE ENIGMA" はまだ翻訳されないのだろうか?……これも Gay by Gay だ)。 その中に、チューリングがウィトゲンシュタインの講義に出席し議論したというエピソードがあって(これは Gay vs. Gay だろうか)、興味を惹いた。 ウィトゲンシュタインは、数学における証明、無限、数、法則といった用語を日常用語と関係づけ、自動的に導出される論理体系は、普通に真理という言葉で意味されるものと無関係だ、と論じたそうだ。彼はただ一個の矛盾、とくに自己矛盾があると、どんな主張も正しいと証明されてしまう、という述語論理の特徴

    アラン・チューリングとウィトゲンシュタインの討論 - HODGE'S PARROT
  • タルスキー を読む

    中級編までの文献を読んで数学基礎論の一通りの知識を習得した後に タルスキー (Tarski A.) を読んで下さい。 再度、警告するが、中級編の文献を理解できないなら、タルスキー の文献を読んではいけない。 タルスキー は真理の対応説と2値論理を使って、「真理」 の定義を追究するために、「形式化された言語における真理概念」 という論文を1933年に発表して、集合 (クラス) 算の言語 (language of the calculus of classes) を扱い、真理の定義可能性を検討し、形式化された言語のなかでは、真理の定義が可能になることもある--メタ 言語が構築できるなら、真理の定義は可能である--ことを証明した。 タルスキー は、ケ゛ーテ゛ル とはちがうやりかたを使って (数学理論の不完全性について ケ゛ーテ゛ル がやったように 「真っ向から」 扱ったのではないけれど) 真理論

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/01/17
    "再度、警告するが、中級編の文献を理解できないなら、タルスキー の文献を読んではいけない"
  • アルフレト・タルスキ - Wikipedia

    アルフレト・タルスキ(Alfred Tarski, 1901年1月14日 - 1983年10月26日)は、ポーランドおよびアメリカ数学者・論理学者。 生涯[編集] アリストテレス、クルト・ゲーデル、ゴットロープ・フレーゲとともに、「四人の偉大な論理学者」の一人として数えられる。また、彼の名前は「バナッハ=タルスキーの定理」などで知られる。 ポーランド時代[編集] ギムナジウム時代より神童の誉れ高かったアルフレッドは、ワルシャワ大学に入学した当初は生物学を志したが、次第に数学(特に数学基礎論)に興味を移していった。大学ではヴァツワフ・シェルピンスキのもとで集合論を、ヤン・ウカシェヴィチおよびスタニスワフ・レシニェフスキのもとで論理学を、タデウシュ・コタルビンスキのもとで哲学を学び、これが彼の後の研究を方向付けることとなる。 1923年には、師のレシニェフスキが考案した論理体系に関するある未

    アルフレト・タルスキ - Wikipedia
  • 『無限論の教室』、哲学とそれ以外

    しんじけ @shinjike @tenapi 自我の問題は中学生には重すぎるテーマかもしれません。たとえば、野矢茂樹の『無限論の教室』などは、中学生でも十分理解できることばで、数学の哲学入門を論じた傑作だと思っています。『数学ガール』に近い感じですね。海外にはないけど日にあるのはこういうすぐれた入門書かも。 2010-12-12 19:24:01 @tenapi @shinjike 中学生相手に「心は当にあるのか」なんて言っても聞く耳ないでしょうねえ... たしかに「無限ってなに?」ならいいかもしれない。でも「先生、くろもじがありません」って、いまの中学生はわかるのかな。 2010-12-12 19:28:49

    『無限論の教室』、哲学とそれ以外
  • 背理法と数学的帰納法はなぜ嫌われるか?

    背理法と数学的帰納法はなぜ嫌われるか?真鍋 和弘(札幌篠路高校)1.ぱじめに 証明法の中での背理法と数学的帰納法は日では高校1年生(数学A)で学ぶことになっているが,これは少し早すぎるような気がしている.伝統的に日では,数学は計算ができることが重視され,論理性を重んじるヨーロッパなどとは事情が異なるからである.しかし高校では背理法と数学的帰納法は必要ないかというと決してそうではなく,大学レベルの数学を学ぶ際には,これらのことに少しでも触れた経験がある学生とそうでない学生との間には相当の差が生じると思われる. 大学入試にあまり出題されないからという理由で,背理法と数学的帰納法をカットしている進学校も多いと思われるが,彼らが将来必要とする数学的素養はきちんと学ばせるべきだと思う.さらには,理工系の大学に進まない高校生にとっても,①背理法と数学的帰納法の考え方は面白く誰にでも理解できる内容で

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2010/12/02
    "背理法と数学的帰納法という証明法が嫌われる理由は,数学的命題を数式だけではなくて文によって表現しなければならないから.したがってこれらを学ぶさいは,簡単でよいから術語論理に十分に慣れさせる必要がある"
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