2022年6月30日のブックマーク (2件)

  • 父母の愛した家へ - 一筋の光、降り注ぐ光。

    外は、雨。 この季節はどうにも気分が上がらない。梅雨はだるさとの闘いだ。重い空の下、軽やかにターンするツバメを見る。少し励まされた気がした。 清水から帰って3日たち、ようやく体の痛みが薄らいできた私。階段の上り下りが難しいほど、腿の裏から腰にかけて、特にお尻のほっぺたがひどく痛かった。 たった2日間の滞在だったのに、どうしてこうも疲れてしまうのか。疲れ果てるまで動き回ってしまうのか。 行く前には、あんまり張り切らないでおこうと決めていたんだけどな。家中の窓を開けて風を通そう、水道の栓をひねって水を出そう、父の下着類を処分してちょっとだけ片付けよう、庭の草もみっともなくない程度にちょっとだけ抜いてこよう。ちょっとだけ、ね。その程度の心づもりだった。 あわよくば、時間を作って散歩がてら海を見に行こうかな、くらいに軽く考えていた。せっかく清水に行くのに、しかも今回は夫もいるのに、働くだけじゃつま

    父母の愛した家へ - 一筋の光、降り注ぐ光。
  • 刺し子10作目は、花あそびの花ふきん - 色あわせ、糸あそび。

    去年の12月に、麻布に花糸で刺し子をしてみたい、という思いをとりあえず果たせた私。次は、染色アトリエKazuさんの段染めの細糸を使って、また花ふきんを刺したくなっていました。 年末年始の慌ただしさ、遠方に住むひとり暮らしの父への対応と心配。そんな日々の中で、何度も刺し子を中断したこと、それでも隙間時間を見つけては刺し子布に向かっていたことを思い出します。 綺麗な色の糸に触れていると、心が落ち着いてくるのでした。刺し子タイムは、自分をニュートラルに戻す時間だったのかもしれません。 半年以上たちましたが、当時を振り返ってみると、これからどうなってしまうのだろうという悩みや心細さもよみがえってきます。年が明けてから起こった一連の出来事、怒涛のような日々、父を失った悲しみへと続く、忘れられない作品となりました。 今、手に取れば、春を待ちわびるような色合いの、花ふきん。たくさんの小花がにこにこと遊ん

    刺し子10作目は、花あそびの花ふきん - 色あわせ、糸あそび。