民俗学者・宮本常一とは何者だったのか。その主著のひとつ『忘れられた日本人』には何が書かれているのか。いったい何を問うていたのか。 宮本常一の思想とは、『忘れられた日本人』の現代的意義とは――。編集者・若林恵氏と民俗学者・畑中章宏氏が、「忘れられた日本人」と「民主主義」の新たな姿をさがす。 ここでは、『宮本常一 歴史は庶民がつくる』と『実験の民主主義』の必読副読本として誕生した『『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー』の「反作用 reaction」のパートを特別公開する。 前回はこちら:「明治維新」以前以後の「大きな差」…「村八分」という現象は昔はなかった 若林 近代の反作用のなかでつくられたイメージについていうと、一番具体的な指摘は、「名倉談義」の松沢喜一翁の談話の最後に出てくる、「結婚」をめぐる話ではないでしょうか。 親におしつけられた嫁というものが七十年まえにあ
防衛機制の一種です。 観念化ともいわれます。 感情、欲求、衝動を直接意識化、開放するのではなく、それらを知性のはたらきによって処理しようとする防衛機制です。 知性化が生じるメカニズム 知性化は認知作用が活発になっているときに生じます。 本能衝動ないし欲求を説明することで、観念の世界以外でそれらに直面することを拒否しようとします。知性化は、分離を前提としてその上に働きます。 知性化がなされた場合、欲求や情動は心の中で隔離されます。そして、意識的に処理できる思考レベルに置き換えられ、代理満足を得られるようになります。 青年期の知性化 青年がよく観念的に、頭だけで分かって実生活が伴わないような事態を指します。 知性化は青年期にとくに活発になるとされA.フロイト、社会的に受け入れられる形で本能衝動を解放できる点で昇華のはたらきもあります。 この思考を適応的に用いれば知識や知性を豊かにすることができ
長文ファンの皆様おはようございます。 コントロールできないものだけに意識を向けると、二つの問題が起きることが考えられます。 「コントロールできない問題をすぐ諦め他責にしがちになるのではないか」 「自分のやれるだけ考え、世の中の解決し難い問題を無視して自己中心的になるのではないか」 コントロールできないものは二つに分類できます。一つは絶対に変えられない「過去」と「他人」です。もう一つは難易度の高いものです。厳密に言えば前者のみがストア派の定義したものですが、両方考えざるを得ないのが一般的です。 達成可能なのかを見分けられればいいですが、それはどうしても個人の置かれた状況に影響されます。ただ、難しいと思われた目標を達成する技術があり、それを体得すると想像よりも難しいことが達成できることを理解できます。 目標達成の技術は ①自分でやれることにフォーカスする ②今日の具体的な達成目標を決める ③集
エーリヒ・フロム Erich Fromm フロム(1900.3.23 – 1980.3.18)は、社会心理学者、精神分析学者、ヒューマニズム思想家。新フロイト派。ドイツ出身のユダヤ人でナチスの迫害を逃れアメリカ合衆国に亡命し、以降アメリカを拠点に活躍した。主著『自由からの逃走/正気の社会』『愛するということ』『生きるということ』。マルクスの影響も強く受け社会的関心もつよかった。中世から自由を勝ち得た民衆がファシズムに走った心理を冷静に分析した。また、社会や文化が個人の心理におよぼす影響を考察し、社会の政治的・経済的な条件のもとに形成された性格を社会的性格と呼んだ。 フロムの生涯 フロムはドイツのフランクフルトに生まれたユダヤ人である。ハイデルベルクやフランクフルトで社会学や心理学を学び、1922年ハイデルベルクで学位を習得した。ベルリンで精神分析の教育を受けた。その後は、フランクフルト学派
1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を
長文ファンの皆様おはようございます。 最近「身体に浸れる人」は幸せな傾向にあるのではないかと考えています。 花が綺麗だ、これが美味しい、動いて楽しい、触れて心地よい。これらを言葉に変換せず、ただただ浸れる人です。人が幸福を感じているまさにその瞬間、なぜ幸せなのかを雄弁に論じることはあまりありません。要するに幸せは身体的なもので、非言語的なのではないかと思います。 「身体に浸る」は簡単なようでいて難しいです。正確に言えば簡単にできる人は簡単にできるのですが、できない人には難しい。 言葉は何かをラベリングしたものです。りんごという時、りんごと言われるグループ全体を指します。今目の前にりんごがあるとして、それはりんごグループの一つではありますが、いまここにある唯一無二のりんごでもあります。 他のりんごとは違う味かもしれませんし、違う色かもしれません。また私の身体の状態も今までと違うかもしれません
2008年の北京を最後のオリンピックにしようと決めて競技を頑張ってきました。2008年のオリンピックは苦難の一年でした。まず1月頃にアキレス腱を痛めます。だいたいそこに痛みが出ると1ヶ月程度は走ることができません。 ようやく治ってきたと思った3月ぐらいにまた足を痛めます。今度はふくらはぎでした。4月のシーズンを迎えてもなかなか足が治りません。他の選手たちは皆試合に出ていい記録を出しているのに私だけ試合にも出られず、リハビリを続ける毎日でとても焦っていました。 ようやく足が良くなってきて、いよいよオリンピック選考会である日本選手権の6週間ほど前に再び足を痛めました。陸上競技の常識で言えば、その年に一度も試合に出ておらず、しかも本番の6週間前に怪我をしたとなればかなり状況は厳しいです。本当に落ち込みました。 東京都北区の赤羽にオリンピックの強化センターがあり、5,6月は毎日そこにいきリハビリを
長文ファンの皆様おはようございます。 トップアスリートは努力するだけではなることができません。「勝負強さ」と「ぶれない執着心」が必要です。しかし、これには裏の側面もあります。 勝負の時、アスリートは多くの期待を背負っています。観客がたくさんいる中で、自分のプレーでチームの勝敗が決まる。さらには観客もそれで一喜一憂するわけです。 よくアスリートは優しすぎるとダメだと言われますが、もう少し正確に言えば「共感を遮断できなければならない」だと思います。社会的重圧の正体は他者への想像力です。他者の気持ちがわからなければプレッシャーも感じにくい。 リスクへ許容度があります。四年間の成果が決まる、または数億円が動くという時に、興奮したり、力を発揮するのはリスクの感じ方が普通ではありません。引退して社会に出て抜け殻のようになるアスリートもいますが、それは日常社会はグラウンドと比べると、リスクが小さいからだ
多くの人が一度は聞いたことがあるように、ヒトの脳は左と右とでそれぞれ異なる役割を担っている。たとえば大脳の左半球は、言語の処理を担っている。また、他の動物と比べてはるかに器用な動きをする右手の制御も左半球が担っている。これに対して大脳の右半球は、物体の位置や空間を把握する役割を担っている。 1970年頃まで、上記のような言語や利き手、空間関係などの処理に関して左右のいずれかの脳が特化しているのは、ヒトに限られたことであると考えられていた。すなわち、他の動物では大脳の半球の機能に左右の差はないと考えられていた。しかしこの数十年の研究によって、動物の左右の脳もそれぞれ独自の役割を持っていることが分かってきた。 近年の研究によると、生物が脳を獲得した5億年前には既に大脳半球の機能に左右の違いがあったと考えられている。(関連記事:脳の進化の5億年) 古くから、生物の脳の左半球はパターンとして確立さ
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スリープユーザーを揺り起こすという責務 わたしが大学3年生だった2014年2月、記録的な大雪が降った日に、任天堂の会社説明会が東京ビッグサイトで行われました。 以前にもイベント等で何度か足を運んだ場所でしたが、あたりは吹雪いていて、傘をもぎ取るような強風も吹いていました。 現在大学院生であるわたしは、その時にはほとんど進学の意思を固めていて、就活への熱意はさほど無かったのですが、 希望就職先の筆頭である任天堂に関しては一度直接触れてみたかったのです。 イベント等では足を運ぶ事の無い7階の会議室には、わたし同様の格好をした多くの就活生で犇めいていて、 着席してしばらく経つと、岩田社長が登壇し1時間程度の講演をしました。 そこで、「スリープユーザーを減らす事がわたしの就任以来のミッションだが、いまだ達成できていない」ということを述べていました。 恐らくゲーム業界で一般的な枠組みだと思うのですが
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こんばんは、夜中たわしです。 「朝三暮四(ちょうさんぼし)」という故事成語がありますが、ご存知でしょうか。 この言葉の意味に、私は納得がいかないのです。 朝三暮四 時間割引 再び朝三暮四 時間割引が逆転した男 関連記事 朝三暮四 「朝三暮四」とは、こんな話です。 昔、中国の宋という国にある狙公(猿を飼ってる人)がいました。 猿達にはトチの実(どんぐり)を与えていたんですが、「朝に3つ、夕方に4つやる」と提案したところ猿達に怒られてしまいます。 そこで「朝に4つ、暮れに3つにしよう」と言いなおしたら猿達は喜んだ、とのことです。 この故事から「目先の違いに気を取られ本質に気が付かない」という、少々バカにした意味合いで使われます。 この故事には色々突っ込みどころがあります。 人間の言葉を理解して一喜一憂するという、あまりに猿が賢い(しかも複数いる)のも気になりますし、そもそも一日どんぐり7つ生き
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