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ひらがな・カタカナが読めるようになって嬉しい。読み聞かせせずとも勝手に読んでくれるのでありがたい。しかし、いつまでも「ぐりとぐら」と「ウルトラマンメビウス」では能がないので、ふつう読まないような本を与えてみる。 …とはいうものの、字よりも絵・写真がメインで、何らかのテーマ・メッセージが強力なやつが面白かろう。今回与えたのはコレ→「地球家族――世界30か国のふつうの暮らし」 何が楽しいかというと、以下のテーマで「ふつうの暮らし」を撮ったところ↓ 「申し訳ありませんが、家の中の物を全部、家の前に出して写真を撮らせてください」 目を疑うが、ホントに全部出している。極限までモノが無い家もあれば、モノだらけでカオスな家もある(どこの国かは言わずと知れている)。あるいは、モノじゃなく家畜も一緒に写っている家もある。 もちろん【家の中】の写真もあり、撮影者が泊り込んで写しだした生々しい生活模様もある。し
「食は文化」が、よく見える。 あるいは、ブリア=サヴァランの警句「ふだん何を食べているのか言ってごらんなさい、そうすれば、あなたがどんな人だか言ってみせましょう」をグローバルにスライスした断面が見える。 世界30カ国80人の「ふだんの食事」を紹介しているが、ユニークな点は、本人と一緒に「その人の一日分の食事」を並べているところ。朝食から寝酒、間食や飲み水も一切合切「見える」ようになっている。 おかげで表紙のイリノイ州の農家(4100)から名古屋市の力士(3500)、上海雑伎団の曲芸師(1700)やナミビアのトラック運転手(8400)が、何を、どんな形で口にしているか、一目で分かる。カッコ内の数字は「その人の一日分」のカロリー(kcal)だ。身長体重年齢も併記されており、「この体格でこんなに摂るのか」とか、「ちっぽけなパッケージなのに、こんなにカロリーあるんだ…」など、想像力が刺激される。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、2018年3月31日で10年務めた丸善キャンパスショップを退職しました。
私が描いているフリーペーパー『本屋でんすけ にゃわら版 』の権利を巡ってはグチャグチャしたものになった。
孕んだラブドールが挑発的にあぶりだしたもの <妊婦>アートという耳慣れない言葉と、まさにそれを象徴するような、カバーの表面から裏面につながる展覧会場を思わせる空間に展示された、それぞれ豊満な全裸の妊婦写真に眼をうばわれた。 神々しいまでに美しく魅惑的で、想像力を生命の始原にまで誘引するような優美さがある。ところが、よく見ると首から腕にかけてと、脇の下から足にかけて、かすかにつなぎ目のようなものが見える。なんとそれは、ラブドールと呼ばれる人形だったのだ。この衝撃的などんでん返しが、この本のテーマに被ってくる。 『〈妊婦〉アート論——孕む身体を奪取する』(山崎明子 藤木直実 編著 青弓社) ラブドールとは、男の性欲処理のためのアダルトグッズで、2000年ごろまでは「ダッチワイフ」と呼ばれていたセックスドールである。 もともとはビニール製で空気式の簡素なものだったが、21世紀に入ってからは、シリ
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今は全然だけど、中学生くらいまでは読書少女だった。 本が大好きでいつも本を読みながら学校から帰っていたし、結構な厚みのある本もよく読んでいた。 たくさん本を読んでいたが、たった一つだけ「このままこの本を読み続けていたら大変なことになる」という恐怖感とともに読んだ本がある。 それがミヒャエル・エンデ「果てしない物語」だ。 聖書か!というほどの厚みがあり、二段組みで文字はびっしり。 確か両親が姉にプレゼントした本だったと思うが、読書嫌いの姉はその本を全く読まず本棚に放置していた。 それをたまたま私が見つけ、軽い気持ちで読んだのだった。 黙々と10分の1くらい読んだところで、一旦読むのをやめた。 このままこの本を読み進めることに例えようのない恐怖感を感じたのだ。 正直なんでそんなことを思うのかわからなかったし、恐怖感の正体もわからなかった。 このまま本の世界から戻れなくなってしまうという恐怖感。
スポーツメーカーで働いていましたが、20代最後の年に本屋に転職し、今も都内の本屋で店長として働いています。 5年前からは自分でも、「いか文庫」という本屋をやっています。 本、音楽、焼きそば、そして栗が好物です。 「いか文庫」という本屋があります。 でもその本屋は、お店がありません。 よく「ネット販売をしてるの?」と聞かれますが、 本の在庫も持っていないので、していません。 そう答えると大抵、 「よくわからない…」と言われてしまうのですが、 それでも本屋として運営しているので、 いつからか、そこにあるものとして開店している本屋、 「エアギター」ならぬ「エア本屋」と呼ばれるようになり、 今は自らそう名乗っています。 開店したのは、2012年。 店主の思い付きで、ひとまず名前だけが決まりました。 そのついでに、ブックカバーの絵を友人に依頼し、 Twitterを始めました。 それから少し経った頃、
イベント「3人でよってたかって本をすすめる会。」の記録(一部抜粋) 花田さんが祖父のお通夜を欠席し初主催した、喫茶へそまがりでの「3人でよってたかって本をすすめる会。」。こちらのイベントの様子を、抜粋してお届けいたします。その名のとおり、よってたかって本をすすめまくっているので、いろんな本が出てきます!(このレポートだけでも全部で22冊!) ※であすす7話はこちら 紹介者:花田 菜々子(以下、花) Tweed Books 細川 克己(以下、T) ソントン 中出 憲吾(以下、ソ) 「恋とはなんですか?」 ゲスト ゆうかさん(仮名・以下、ゆ) 19歳・大学生・女性 花 こんな本が読みたい、というのありますか? ゆ あのー……恋とはなんですか? 一同 おおーっ T 三島由紀夫の『潮騒』なんてどうですか? ゆ あっ、もう読みましたね…。 花 普段はどういう本を読んでるんですか? ゆ 何だろう…
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第3話 出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと 日暮里「パン屋の本屋」で店長をつとめる花田菜々子さんの連載です!偶然存在を知ったマッチングサイトで、「一万冊を超える膨大な記憶データの中から、今のあなたにぴったりな本を一冊選んでおすすめさせていただきます」とプロフィールに掲げ、知り合った人に本をすすめ続けた日々をつづったまさかの実話(!)。修行のような、冒険のような旅路の果てに、花田さんがみた景色とは?!※ この連載は全8回を予定しています (これまでのお話→第1話・第2話) ロゴデザイン:山田 和寛(nipponia) 初めて会うことになった相手は土屋さんという広告代理店で働いている男の人。本格的なコーヒーが売りの、奥渋谷のおしゃれなカフェを指定された。「知らない人と話す!」と思うと落ち着かず、何度も店を見渡したりスカートのしわを直したりしてい
「ラノベばかり読んでるけど国語で全国2位取った」という匿名さんに誘われて読んで驚いた。これ、すらすら読めてズシンとくる。パッケージがラノベなだけでラノベじゃない、「家族とは何か」をシニカルに愛情たっぷりに描いた家族小説なり。 喧嘩っ早いキャバクラ嬢の姉。引きこもりでアニメオタクの妹。コミュ障でフリーターの父。そして、ほとんど高校に行ってない「俺」で構成される平浦家。世間的に見れば「普通」ではない家族が、寄り添うように暮らしている。 日々の生活で明かされる、それぞれの過去がキツい。最初のページで分かるのだが、ベンチャー企業の社長だった母は、既に他界している。美人の姉はもと兄で、性同一障害に苦しむトランスジェンダーである。なぜ妹が引きこもりになったかのエピソードは、怒りのあまり目の前が真っ白になる。人付き合いが下手で、社会不適格者の烙印を押された父は、それでも家族を守ろうと奮闘する。 社会的に
「密林はたしかに美しい。むこうのことはすっかり忘れてしまったが、あの色だけは今でもはっきりと憶えているよ、ハープを緑色に塗ってあるのは、そのせいなんだよ」——マリオ・バルガス・リョサ『緑の家』 ざわめく密林 バルガス・リョサは2010年にノーベル文学賞を受賞した。リョサは本国ペルーではとにかく人気で、本屋には棚一面にリョサの本がずらり並ぶほどである。きっとノーベル文学賞受賞時はお祭り騒ぎだったことだろう。 娼家<緑の家>を舞台に時系列が自由自在に入り乱れる物語と聞いていたから、『夜のみだらな鳥』みたいなものだろうかと思っていた。ところが、同じ南米でも、どろどろ冥府系の『夜のみだらな鳥』とは全然違って、『緑の家』はずっと明るくて祝祭的だった。 緑の家(上) (岩波文庫) 作者: M.バルガス=リョサ,木村榮一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/08/20メディア: 文庫購入: 8
<<私たちと違って、語り部のいない人々の生活は、どんなにみすぼらしいものだろう>> −−バルガス=リョサ『密林の語り部』 物語は救う 炎天下の7月末、室内で1日中ただ座っているべし、連絡を待て、ただ待て、という業務命令を受けたので、リョサリョサ『密林の語り部』を読むことにした。 カバー絵のアンリ・ルソーは私が愛する画家のひとりで、彼はいちども南国やジャングルに足を踏み入れたことがないまま、パリの植物園の写生と雑誌と想像力だけで、どこかにありそうでない密林の世界を描いた。リョサの小説はルソー絵画に似ているかもしれない。彼もまた、どこか明るくロマンティックな密林を描くように思える。 密林の語り部 (岩波文庫) 作者: バルガス=リョサ,西村英一郎 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2011/10/15 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 10回 この商品を含むブログ (24件)
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています コナン・ドイルによる不朽の名作「シャーロック・ホームズ」シリーズ。その全60作品(長編4、短編56)をWeb上で無料公開しているサイト「コンプリート・シャーロック・ホームズ」がTwitter上で話題になっています。同シリーズの日本における著作権は既に失効しているため、英語である原作から直接翻訳すれば、著作権上の問題なく掲載することが可能です。しかし全作品を翻訳するとなると、それは並大抵の作業ではありません。 ねとらぼではサイト管理者であるITエンジニアの寺本あきらさんに取材しました。約26カ月に及んだという過酷な翻訳作業。誰に頼まれるでもなく、粛々と膨大な分量を翻訳した動機は何だったのか。「シャーロック・ホームズ」への熱い思いをたっぷり語っていただきました。 「コンプリート・シャーロック・ホームズ」のトップページ。全60作品がPC
Summary 1.田中小実昌の孫が継承する新宿ゴールデン街の文化 2.本邦初レモンサワー専門店 3.料理は代沢『サーモン&トラウト』森枝シェフ 「明日の朝、成田からテキサスに行くんだけど、何冊か本、借りてっていい?」。 代理店のディレクターが、ノートブックを閉じながら、背後に広がる膨大な本の海に視線を向ける。長い身体を折るようにしてカウンターから抜け出すと、店主のカイくん(田中開さん)は文庫本が並ぶコーナーから何冊かを選び出す。「機内に持ち込む荷物だから、文庫本化されてるものがいいですよね」。 彼の祖父、田中小実昌の代表作のひとつ『アメン父』と軽いエッセイ集。もう1冊、おじいさんの親友だった殿山泰司の『日本女地図』。 田中小実昌や殿山泰司、そして色川武大は、かつて新宿ゴールデン街に通う多くの酔っぱらいたちの憧れだった。 あんな風に歳を重ねて、あんな風にへべれけになって、破天荒なのにキュー
アイデアとは、新しい世界の見方である。 既知から離れて/組み替えて/類推して/拡張して、異なる認識のやり直しをする、それがアイデアを生み出すということだ。だから、アイデアを創出する新しいツールを手に入れるということは、いわば新しい目を手に入れることだ。 『アイデア大全』には、創造力とブレイクスルーを生み出す42のツールが紹介されている。本書を読むことで、いわば42の新しい目を手に入れることになる。本書が類書と違うのは、「アイデアの求められ方」によってツールを使い分けている点にある。 すなわち、「0を1にする」プロセスと、「1をnにする」プロセスを分けている。更地の、何もないところから生み出す方法と、所与のコアから展開していくやり方と、明確に分けて構成されている。おかげで、抱えている問題について、どれくらい把握しているかによって、アプローチを切り替えることができる。アイデアツールは沢山あるが
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