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ブックマーク / yasuhisa.com (87)

  • Operaのセミナーで感じた今のWebにみる危険性 : could

    アイデアインターネット Operaのセミナーで感じた今のWebにみる危険性 Webアプリケーションというオープンな環境がゆえ出来てしまう違和感。その解決手段として挙げられる特定デバイス/OSに向けたアプリケーション開発の動き。これらはオープンな Web から離れて行くひとつの傾向のようにみえます。 もう、先週の金曜日になりますが Opera が主催するイベント「Tomorrow’s Web Today」に参加してきました。Opera 共同創設者である Jon Stephenson von Tetzchner の話を聞けるということで、大変愉しみにしていました。HTML5 や CSS3 のようなキャッチーなトピックもイベントでは話されていましたが、彼がどう Web の未来をみているのかという部分に興味を引かれました。 昨年 Opera のパネルディスカッションに参加したときにも感じたことです

    Operaのセミナーで感じた今のWebにみる危険性 : could
  • 自由になったWebの情報と広告について : could

    ビジネス講演 自由になったWebの情報と広告について 某紙媒体の企業が開催している勉強会に参加しました。紙の良さを受け継ぎつつ、いかに紙の概念から離れて Web に最適化させるかという課題があります。それは単に情報の配信方法だけでなく広告モデルも含まれています。 先日、某紙媒体の企業が定期的に開催している勉強会にゲストスピーカーとして参加させていただきました。紙媒体でのビジネスが中心ですが、豊富なコンテンツを揃えた Web サイトを長く運営しているこの企業。去年から社外の方を招いて今後の Web での展開を模索するために勉強会を開いているそうです。Webサイト制作だけでなくマーケティングに近い分野まで広げて講演をすることがあるので、こうした制作に特化しないところで話が出来て非常に有意義でしたが、同時に訪れた企業のビジネスモデルについて知識をもっているわけではないので、どこまで伝えることが出

    自由になったWebの情報と広告について : could
  • 1991年の資料から学ぶ情報デザインチェックリスト

    Web デザインをきっかけに知ることになった方も多いと思いますが、IA (Information Architecture) の歴史は長く 30,40 年ほど遡ることが出来ます。IA と明確に書かれていない書籍でも IA に関わる資料が昔からたくさんあるわけですが、当時はどのようなことが書かれていたのでしょうか。今と変わらないもの、そして今とは違う事柄はあるのでしょうか。Volkside の「17 guidelines for better information architecture…from 1991」という記事で Kent L. Norman が執筆した「The Psychology of Menu Selection: Designing Cognitive Control at the Human/Computer Interface」という書籍が紹介されています。 1991

    1991年の資料から学ぶ情報デザインチェックリスト
  • ゲームから学ぶ「おもしろさ」と「ハマる」の秘密

    シナリオ < ゲームプレイ 今はゲームと一言でいってもかなり意味が広い時代です。ジャンル、機器、オフライン/オンラインなど分類すればキリがありまません。最近 Web ではソーシャルゲームという人とのコミュニケーションを軸にしたゲームが幾つか出て来ています。日でも流行しはじめている foursquare もその部類に該当します。人気になるゲームは「おもしろい!ハマる!」という言葉で表現されることが多いですが、おもしろいゲームとは一体どういった特徴をもっているのでしょうか。なぜ人はゲームにハマるのでしょうか。 Jesse Schell 氏の著書「The Art of Game Design」によれば、素晴らしいゲームには5つの要素があると定義しています。 Surprise (驚き) 自分が予測もしていなかったことが起こる。それに対して自分の経験と直感を活かし反応しなければならない Risk

    ゲームから学ぶ「おもしろさ」と「ハマる」の秘密
  • 新聞サイトのコンテンツと広告領域

    何度もサイトを訪れているリピーターは、もしかすると頭の中では上記のスクリーンショットのようになってニュースを読んでいる可能性はありますね。こうしてみると、読むニュースが意外と少ないのが分かります。毎日新聞のレイアウトは他と大きく違いますが、ニュースコンテンツが中央にずっと続いているので、スクロールして次々と読むのには最適かもしれません。毎日新聞と同様、ニュースコンテンツ領域が大きい産経もトップ記事からランキングまで中央にまとまっているのでこちらも見やすそうです。共に広告領域が狭いのでコンテンツをそれだけ盛り込めたということでしょうか。 当然ながら新聞サイトはニュースだけでなく様々なコンテンツを提供しているので、パーセントが少ない読売がボリュームがないというわけではありません。どのサイトも読者に訪れてもらうための工夫(たとえば特集などコンテンツボリュームを増やしたり写真をたくさん使ったり)は

    新聞サイトのコンテンツと広告領域
  • 情報の流れの変化を意識したウェブ戦略

    左にあるスライドは、私がよく講演で使う図です。1つ目のスライドが今まで利用者が Web サイトへアクセスしてたのが、Web サイトの情報が直接利用者のほうに届けられるようになったということを示しています。例えば RSS のような情報をポータブル化出来る技術がそうですし、Netvibes のようなマイページと呼ばれる種類のサイトもそうです。 2つ目のスライドは、Web サイトへアクセスしなくても人が集まるところに情報が届けられていることを示しています。そして、その情報が多くの人々によって共有されたり、コミュニケーションのきっかけにもなっています。Facebookで企業が情報配信しているのがひとつの例でしょう。Compete Inc の調査によれば、Web サイトへのトラフィックは Google より Facebook からのほうが多いそうです。Pew Internet Research のレ

    情報の流れの変化を意識したウェブ戦略
  • Webデザインがつまらなく見えてしまう理由

    魅力が伝え難いWebデザイン Webデザインを説明するのは非常にやっかいです。このサイトでも何度も取り上げては書き続けていることですが、上手く説明しきれていない部分は少なくありません。 最近よく感じることが Web サイトの魅力を伝えるのは難しいということと、そもそも「魅力・良さ」という部分も人それぞれであるという点です。いろいろな意味が含まれていると思いますが、Web における「魅力・良さ」は、見た目や動きに集約されることが多いです。 ときどき、Webデザイン専門学校の先生とお話をすることがありますが、HTML の勉強をずっとしてても、最終的に出て来る作品がフルFlashということがあるそうです。当然 Flash サイトが魅力的ではないわけはありません。良い Flash サイトもたくさんあります。学生さんが Flash を選んだ気持ちも分かります。パッと見たときの魅力やインパクトは Fl

    Webデザインがつまらなく見えてしまう理由
  • ブラウジング型インターフェイスの長所・短所

    検索は Web が使われるようになってから続く永遠の課題。技術だけでなく検索結果の見せ方も年々進化してきています。近年、セマンティック Web への注目が一層高まっていることから、また検索がおもしろくなりそうな気配です。検索の精度、そして結果を利用者に示すためのインターフェイスへの探求はこれからも続きますし、デザイナーとして興味深い話題のひとつ。 検索(特に検索結果)と少し関係があるデザインパターンのひとつにブラウジング(Browsing)があります。多くの情報を次々を観覧するのに長けているわけですが、最近ブラウジングを採用したサービスや Web サイトをよく見かけるようになりました。 Google Fast Flip ニュースサイトをページをめくるような感覚で次々と見ることが出来ます。キーボード操作で次々とページを移動。ローディング時間も含めサクサク Cooliris YouTube や

    ブラウジング型インターフェイスの長所・短所
  • D208にて残るWebサイトの特徴ついて話しました : could

    仕事講演 D208にて残るWebサイトの特徴ついて話しました 新しい技術が次々出てきても心配する事なく、何が大事なのかを考え、次のアクションへ繋げるためのヒントを「PASSION」という語呂に合わせて話しました。 MdN web creator が主催する Designer meets Designers で講演をしてきました。およそ1年半前に「さよなら Web 標準」という講演をして以来の2度目になります。今回は「好まれるWEBの7つの特徴に学ぶ、サイトづくりのキーワード」という少々長々しいタイトルで、今デザイナーが知っておきたいスキルについて話しました。 内容は今ホットな技術やテクニックについての紹介というよりかは、これからデザイナーとして又は Web に関わる仕事をしていく上で重要なことは何かという少し広い視野の内容。今話題の情報を紹介するだけでも良いのかもしれませんが、流行ネタだけ

    D208にて残るWebサイトの特徴ついて話しました : could
  • HTML5に関するW3Cのスライドをリデザイン

    先日、Twitter経由で「Web標準化 (W3C) とHTML5の状況 (PDF形式)」というスライドが総務省のWebサイトで公開されているのを知りました。早い時期から国に働きかけているのだなと関心しましたし、どのような内容を紹介しているのだろうと興味があったので早速ダウンロードしてみました。HTML5 の概要をコンパクトにまとめている点は良かったのですが、プレゼンのスライドとしての質はあまり高いものではない内容でした(一番最後のページに「ありがとうございました」と書いてあるのでスライドの可能性大)。 W3Cに携わる教授という視点だと考えられなくはない内容なのですが、国の方(もしくは IT プロフェッショナルではない方)に向ける内容ではない気がしました。せっかくHTML5を多くの方に知ってもらうという素晴らしい機会があってもこれではどうかなと私は思いました。以下が私が気付いた課題点です。

    HTML5に関するW3Cのスライドをリデザイン
  • 関係作りとしての IA の役割

    IA (Information Architecture) において「関係」は重要なキーワードです。ページを構成する情報と情報との関係、サイト内のページとページとの関係。コーポレイトサイトであれば、メインサイトとサテライトサイトというサイトとサイトの関係も考慮します。これに加え、利用者という別の軸の関係も考慮して情報を組み立てて行きます。こうしたことから、IA の専門家達は、建築、情報科学、インダストリアルデザイン、認知学など様々な分野の知識に長けている方が少なくありません。彼等はその広い知識を活用することで様々な情報とコンテキストを繋ぎ合わせている(関係を作り上げている)といえるでしょう。 近年、情報とコンテキストが多様化し初めています。 情報の種類はテキストから動画まで様々ですし、サイズや扱われ方もたくさん出てきました。また、利用者が情報にアクセスする背景を考えてみると、自社の Web

    関係作りとしての IA の役割
  • デザイナーが相手にアイデアを伝えるときの心構え

    国内外問わず、優れたデザインのサイトが増えてきているのを見ると、デザイナーと開発者が分断されているイメージは昔のものと感じることがあります。全体的に見ればそうなのかもしれませんが、悩んでいる方も少なくないも現実。技術的な要素が非常に強いと同時に、感性だけでは成り立たたない Web デザインにおいて、自分とは違う分野の方とのコミュニケーションは永遠の課題といえるでしょう。良いデザインを作り出すためには、どのようなことに気をつければ良いでしょうか。 以前執筆した「建設的な会話をするために気をつけておきたいこと」も似たようなトピックを扱っているので興味がある方はどうぞ。 開発者になる もちろん職として仕事にしろという意味ではありません。Perl でも PHP でも Ruby でも何でも良いので、簡単なプログラムを作ることで彼等がどのような考えでモノを作り上げているのか分かります。開発者の声

    デザイナーが相手にアイデアを伝えるときの心構え
  • ブログの価値を再確認する時期

    今、ソーシャルメディアに参入しようとか、Twitter はスゴいと言った話があります。それもあってブログはもう終わった、次はソーシャルメディアと飛躍した発想も見かけるようになりました。Twitterでも紹介しましたが、現在 Twitter 内だけでもソーシャルメディアエキスパートと名乗る人が16,000人いるくらいですから、一種のバブルですね。SNS が流行った時期も似たようなフレーズがありましたが、また同じパターンを繰り返しているといったところでしょうか。そんな今だからこそブログを再検討する価値があると思います。 そもそも理解しなければならないことが、ブログは日で流行りだした 2004 年あたりから、既に過大評価された流行モノだったということです。確かにブログには大きな可能性を秘めていますし、使い方によっては大きな変化になります。しかし、ツールは所詮ツールであってそれ自体が何かしてくれ

    ブログの価値を再確認する時期
  • Blueprint CSS と仲良くなるツールあれこれ

    ごくたまにですが、自分の編講演が始まる前に簡単なツールの紹介をすることがあります。小難しいことを話す前にキャッチーな話題に触れて講演に少しでも注目してもらおうと考え、時間がうまく調整出来たときにしています。昨年9月に開催された CSS Nite LP7 では、Blueprint という CSS フレームワークを紹介しました。 Blueprintは、様々なレイアウトパターンを class 属性を変更するだけで作ることが出来ます。カラムの数、コンテンツエリアの横幅、ボックスの移動、そしてフォームの作成など手軽に操作が可能です。柔軟性に長けているだけあってコードの量やファイルの分け方が独特なので、納品物として出せない場合がありますが、HTMLでプロトタイプを作りたいという方には良いツールです。 CSS フレームワークと呼ばれるツールセットは他にも幾つかありますが、Blueprintは関連ツール

    Blueprint CSS と仲良くなるツールあれこれ
  • WCAN 2009 Winter で紹介したサイト一覧 : could

    インターネットテクノロジー WCAN 2009 Winter で紹介したサイト一覧 12月19日、名古屋で開催された WCAN 2009 Winter では、今年を象徴するサイト、制作においてインスピレーションになるサイト、そして来年の行方を想像させてくれるようなサイトを紹介しました。合計70サイトを駆け足で紹介したので、会場にいる方は少々混乱してしまったかもしれません。以下のリストを参考に今後の勉強に役立ててください。 Windows 7 UX Guideline Introduction to Apple Human Interface Guidelines 日語版 OS X Reference Library iPhones Human Interface Guidelines Android UI Guidelines Chrome OS UX Guidelines One La

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  • メールがこれからも残り続ける理由

    Google Waveは、Web上でのコラボレーションをより効率的に行うための新しいツールになる可能性があります。今までメールでやりとりでしてきたことを Google Wave で代替することで、情報のズレや漏れを防ぐことが出来るかもしれません。Google Wave 以前からも「メールは時代に合っていない。新しい形が必要だ」と言われていましたが、依然メールは仕事においてよく使うコミュニケーションツールですし、様々なデータが添付されてくることがあります。 新しいツールを使わない(使われない)理由として Web リテラシーを挙げる場合がありますが、これも一概にいえません。RSS や Gmail を使いこなしている Web に詳しい方でもファイルはメール添付で送ってくる方がいます。「Dropbox とか便利ですよ」とサービスを紹介してもメールで添付してくる方もいます。その方は Web を基軸に

    メールがこれからも残り続ける理由
  • ゲームにもあるProgressive Enhancement

    Progressive Enhancementは、Web サイト制作の取り組み方にも影響する重要なトピック。Web 特有の考え方だと思われるかもしれませんが、ゲームの世界では随分前から Progressive Enhancement をゲーム開発の一部として取り組まれています。 上の画像は「Crysis」というファーストパーソン・シューティングゲームのものです。同じゲームですが、少しだけ違う見た目を提供しています。ユーザーが影やテキスチャの質を自由に調整することが出来るので、環境により違う見た目になっています。素晴らしいグラフィックが特徴の Crysis ですが、こうしたハイスペックのゲームを古いパソコンで遊ぶとフレームレートが激減し、肝心のゲームが遊べなくなってしまいます。もちろん、開発側は最高の環境で遊んで欲しいことを願っていますが、それをユーザーに強制することは出来ません。そこで古い

    ゲームにもあるProgressive Enhancement
  • Google Waveがもたらす心理の変化

    数日前に Google Wave の招待状をいただき、いろいろ使ってみました。従来からあるメール、IM、Wiki そして WebExのような Web 会議システムが混ざり合った独特の形といえます。具体的に何が出来るのか知りたい方は、動画や記事を確認してください。ブレインストーム、レビュー、共同で文書作成などコラボレーションをする際に使えそうな印象があります。 多くのサイトで既に語られている Google Wave ですが、技術的やことや、機能紹介に集中しています。従来のメールを今の技術で作り直したらどういう形になるかと考えて開発された Wave。メールのような要素が UI に残っているものの、使い心地は全く違います。つまり使い勝手が変わるだけでなく、使う人の心理にも変化が起こりうるサービスだと思います。 Wave でまず変わるのが人と人との会話の仕方でしょう。メールはその名のとおり手紙のや

    Google Waveがもたらす心理の変化
  • リクリでコンテンツとデザインについて話しました : could

    コンテンツ講演 リクリでコンテンツとデザインについて話しました 先日スピーカーとして第2回 Re:Creator’s Kansaiに参加しました。WDEの菊池さんも加わり、これから何をしようかといった将来の話題が中心のイベントになりました。大阪でセミナーをするのはかなり久しぶりだったので、こうした機会が巡ってきて嬉しかったです。今年は執筆している記事も含めコンテンツにフォーカスした講演が多かったですが、リクリでも再びコンテンツをテーマにした話題でした。今までは概念的な部分が多かったのに対し、今回は「コンテンツ戦略を意識したデザインアプローチ」という題名で、コンテンツにフォーカスしたサイトの組み立て方を、実際あるサイトを例に挙げて解説しました。 テレビ、紙媒体、ラジオでは顧客・消費者を「視聴者」「読者」「観覧者」と呼びます。受動的な呼び名が使われているのに対し、Webでは「利用者」という能動

    リクリでコンテンツとデザインについて話しました : could
  • Webサイト運営でしてはならない質問 : could

    どうやったら人がもっとサイトに訪れるのか? これは Web サイトを構築・運営においてよく耳にする質問ではありますが、投げかけるべき質問なのかどうか疑問です。私が知っている方の多くは質の高い HTML マークアップが出来る方が多く、妙な SEO トリックを使うことなく検索エンジンの上位に作成したサイトを表示させることが出来るでしょう。しかし、Web サイトにたくさんの方が多く訪れたらそれで良いのでしょうか。1日に数百万の方がアクセスするようになったとしても、彼等がそこで何もしなかったら意味がありません。Web は世界中に広がる大きなネットワークですが、Web だからこそ量ではなく質がものをいいます。訪れる人たちを顔が見えない数字として捉えるのではなく、どのような人たちに来てもらいたいのか、何を提供出来るのか、何を利用者にしてもらいたいのかを問いかけなければいけません。 つまり「どうやったら

    Webサイト運営でしてはならない質問 : could