イスラエル建国から70年を迎える14日、米国は在イスラエル大使館を商都テルアビブからエルサレムに移した。トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と宣言したことを受けて、「エルサレムの地位はイスラエルとパレスチナの和平交渉で決める」としてきた従来の中東政策を転換させた。パレスチナ側は猛反発しており、米国が主導する形での中東和平交渉は絶望的になった。 パレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区とガザ地区では14日午前からイスラエルと米国に対する抗議デモが始まった。ガザ地区では大規模となっており、厳戒態勢を取るイスラエル軍との間で激しい衝突が続いている。ガザ保健省によると、14日午後7時(日本時間15日午前1時)現在、イスラエル軍の銃撃などで少なくとも子ども6人を含むパレスチナ人52人が死亡、2200人超が負傷した。 大使館移転に伴う記念式典では、トランプ氏がビデオ演説で「待ちに待った時だ。首都
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